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雑草のインタラクション

久々に菜園ネタです。小さな菜園でもお持ちの方は今の時期、草取りに頭を悩まさせているのではないでしょうか。我が家も見る間に雑草が茂り根こそぎ抜くと土がなくなってしまうかと思うほどの勢いです。

雑草を抜いてあげると作物はお風呂上りのようなさっぱりした顔で嬉しそうですが、いったいなぜ雑草などあるのだろうと悩んでしまうところ。

若い世代の人たちが一番嫌がる理由はこの無駄と思える雑草との戦いかなと思います。だからやっぱり農薬なんだろう・・・。

さて顔を真っ赤にして草取りしていると、畑を貸してくれ世話をしてくれるおばさんがやってきて教えてくれました。草は鎌でかいて土を落として作物の根元に置くのだと。そうすれば次第に肥に戻っていくのとそれまでの間、雑草が生えるのを防いでくれる。

すげー、雑草にはやはり雑草の役割があるんだ。それも作物の成長を促進するためのりっぱな役割。そうだろうと思った。自然の中に無駄なものなんかないのにおかしいと思ってました。そうかそうか、雑草には文字通り「ファシリテーション」の役割があったのだ、と一人うなずいてしまいました。

それから根っこが固くてうっとおしかった雑草が、突然自らの分身のように愛おしく見えてくるから私も単純な者です。しゃかしゃか鎌で刈っては、作物の根元へ置いていけば、ごみも増えない、作物は大きくなる、これはエコだわとご満悦の自分。

作業が無駄な時間ではないと知り、はかどるようになり、草を刈りながら哲学を進めます。そう、草取りの時間は私にとっても物事を整理するための大事な時間であることに気づきました。早朝から3つの弁当を作り(そのうち一個は置き忘れていかれ)30分おきに4人の出発を見送り、家事をやっていると3時間くらいあっという間ですが、菜園に座っていると心が落ち着いて、後回しになっていたこととか、忘れていたことを思い出し、自己カウンセリングの時間になります。

先日の「親はどこまで子どもの環境に関わるか」という日記は、主に人の対人関係能力について話をしていましたが、文字通り環境自体も人は調整する力が必要です。寒ければ着る、汗をかけば拭くくらいのことは小学生から身につけて欲しいし、危険な場所で遊ぶのを避けるなど次第に自分と周りの環境への配慮ができるようになって欲しいと思います。

菜園というひとつの環境、雑草という厄介な課題に対して、ひとつの目的が持てた自分がとてもすっきりできたように、環境は人だけではなく、時には自然や物質だったりする。「物」が自分を追い込んでくることもあるわけです。そのときに思い出して欲しいのが「アフォーダンス」や「交流分析」(トランスアクション)という言葉です。(交流分析はアトリエでお話する社会心理の交流分析とは同音意義の言葉です。)精神衛生のゼミのなかで少し触れたとき、参加者の頭の上には??があがっていて、時間の関係であまりお話できませんでしたが、物にも物なりの主張があるから、それを的確にキャッチできると環境調整が早くなるという意味のことを伝えたかったのです。

雑草の目的を自分なりに理解すると、雑草抜きという一見「無駄な作業」に意味が見出され、意欲を持って取り組むことができます。雑草にとっては何も変わりませんが、自分にとってはストレスは軽減します。このように環境をいかにポジティブに自分に取り入れていくかによって、その場その場での能力の発揮がとても大きくなると、私は草抜きをしながら考えたのでした。

2時間菜園で過ごし、シャワーを浴びて一休み、それもまたエアロビクスジムに行ったと同じ爽快感をもらいました。暑くて蚊にさされて大変だけどね。

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