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発達障害について

先日の日記のなかで発達障害について少し触れたのですが、今日はもう少し考えてみたいと思います。何度か書きかけたのですが、なにしろデリケートな話題で、誤解のないよう伝えられるか自信がなく、迷っていました。

発達障害という言葉が生まれて、教室で団体行動が取れないことやじっと座っていられない子の躾不足と違うのだという意識が生まれました。それは本当に扱いにくい子どもを育てる親にとっては少しだけ嬉しい話ではあります。精神衛生や発達心理のお話の中で、医学的にまだまだ断言されにくいながら、脳の発達のアンバランスのせいで一般的な指示に従えない子と、虐待などで脳の発育がアンバランスな子と、よく似ているからだという見方があります。でも第3には、本当に「人の話をじっと聞きましょう」という躾を家庭のなかでしてもらえずに育って進級してくる子がいることも、どうやら確かなので、話がややこしいのです。

中学生くらいになると、「人の話が理解できない」ということが減ってくるために、「他人の話を聞くことが能力的にできない生徒」と「聞こえているが聞く気がない生徒」とは区別がつくようになるのですが、小学生のうちにはなかなかはっきり見極められず、問題も校内・家庭内などまだあまりはっきり見えてこないために、学童期からの働きかけが難しいのです。

臨床発達心理学の研修では発達障害は2歳くらいまでにわかるようになったといいます。しかしそれくらいから働きかける環境が整わないと診断名だけ一人歩きして差別されてしまうだけになるのを防ぐために、あまり早くから診断を下さないのが現状だと聞きました。それほど教育現場もまだまだ混乱しているし、親のほうも不勉強です。

みんなで少しずつ関心を持ち、話し合う雰囲気を作って、治療的な対応が必要な子と、家庭でのしっかりとした関わりが必要な子、どちらも育てていかなければならないのです。

数として発達障害傾向の子どもはかなり多いのですが、それは「個性レベル」の偏りであることがほとんどです。それがいつの間にか難しくなってしまうのは、回りの理解がなかったり支援が適切でないからです。「あの子は発達障害だから」「うちの子は発達障害だから」とあきらめて放任になってしまうのも間違いです。聞き漏らしが多いだけで、指示がわかればきちんと従えるとか、記憶の方法が違うけど記憶する力自体はある、などどこがどう偏っているのかを正しく理解することから始まります。そのために知能テストが行われます。迷っておられる方はまずは相談機関にかかられることをお勧めしています。そうすれば子どもの個性と偏りがはっきりします。何もなければそれこそかかわり方そのものを見直すことになります。たくさんの方が心配を抱えつつ、迷っておられることでしょう。

いつもお世話になる病院のドクターは「近視の子に眼鏡をあげないのはかわいそうでしょ」とおっしゃいます。勝手に見えないと決め付けないで、どれくらい見えないのか、どれくらい見えているかを調べて正しく見える眼鏡を与えることが親の努めというわけです。

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コメント

発達障害の子どもの母です。
発達障害という言葉を耳にしたことがある方は多いと思います。周りから見て他の子とどこか違うなという程度で見た目は普通。いいのやら悪いのやら・・・なかなか周囲の理解を得られず悲しい思いをすることは度々あります。みんなと同じように出来ることも沢山あるけれど、人の話を聞けない、よく忘れる、すぐにキレてしまう、行動が遅い、会話がうまく噛み合わないなど、本人は一生懸命やっているつもりなのに、他の子のようにスムーズにできず裏目にでてしまう子がいるのです。決してわざとしているわけではないのです。でも、どうしたらよいかを何度も根気よく教えてあげれば出来るようになります。あきらめないで、きっと出来るようになると信じていると、あら不思議いつの間にか(長い間かかって)出来るようになります。発達障害をもっていても、ゆっくりのペースでみんなに追いつけばいいじゃないかと思うようにしています。ただ、自分の子が何が出来て何か出来ないか偏りを見極める為には、知能テスト(発達テスト)を受けるのは大事だと思います。

幼児期までは「発達検査」と呼び、学童期以降は「知能検査」と呼びますが、能力の偏りなどの項目は似たような結果が得られます。心配なお子さんはまず相談に行って欲しいですね。
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