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わたしのせいじゃない-せきにんについて-

わたしのせいじゃない―せきにんについて (あなたへ)SCとして公立中学校への勤務が丸4年経ちました。学校で取り組む問題も毎年変化していきます。この一年は特に陰湿ないじめが気になった年でした。数年前はスリッパを隠したの切ったの、自転車のヘルメットを隠したの、まだ物的証拠がいじめとして存在しましたが、このところの生徒の訴えを聞くと、これといった証拠を見せられない、でも毎日毎日嫌な思いをさせられるより微弱で陰湿な嫌がらせが伺えます。机や黒板に、本人ならはっとするような言葉を書く、並んだとき後ろから悪口をつぶやく、教室の離れたところから数人で笑って視線を投げる・・・思い過ごしと担任に言われたら誰に頼ればいいの?というようないじめです。気の弱い子から学校に行けなくなります。

以前にも描いたようなこんないじめは、「没個性化いじめ」と言って(勝手になっきーがつけたのですが)グループがいじめを作っているので、個々に発言や考えを持たせるとつむじ風が壊れるときのように自然消滅するのです。

ある学校で、2年生の学年主任の先生に、この絵本を手渡して指導に使ってもらうようお願いしました。先生はスライドにして学年全クラスで見せてグループごとに話し合って意見を書き出すような授業をしてくださいました。この絵本を見て「私は自分にいじめの自覚がなかった」と反省してくれる生徒ばかりならば、たちどころにいじめはなくなるのですが、残念ながらこんな絵本が心を揺すぶらない・・・すでに人間の心を失っている生徒が何人もいるであろうと思われます。これを見ても何も思わない・・・そういう子どもたちに、残念ながらアプローチする方法はありません。せめて「そうだ、私はいじめをしてはいけない。黙っていてもいじめに加担したことになるんだ」と反省してくれる生徒が何人か現れることを期待するのみです。

皆さん、わが子を「人として」育てていますか?

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コメント

前にふぁすの絵本フォーラム?の時に誰かが紹介してくれた本ですね。すごく気になっていたので、是非読んでみようと思います。

テレビのいじめ自殺事件のコメントでも

いじめらるほうにも、いじめられる理由がある
とか、
いじめられる子の物事の捉え方が悪い

などとコメントする人もいるから

わかってもらうのは、相当大変だとおもう。

本当ですね。テレビのバラエティや国会など大人が「いじめ」を自覚せずにやっています。我が家の子どもたちはバラエティを見ると苦しくなると言います。どこが笑えるのかと。しかし多数派が正しいとは限りません。何が正しく、何が間違っているか、自分で考えられる人間に育って欲しいと、親なら願うはずなのですが、マイノリティになるといじめられるという現実をつきつけらると、親もひるんでしまいます。結局多数派に組する人ばかり。
ちょっと話が深くなってしまいました。

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