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ギャングエイジを奪われた子ども

SCの研修会で、以前にふぁすの大きなフォーラムで講演いただいた志村先生が講師でみえていました。志村先生は「現代型少年非行」のパターンから現代の少年の心の闇についてお話くださいました。

ママゼミ学童期編には「学童期にギャングエイジ」と言って、仲間で徒党を組み、秘密を共有したり戦争ごっこなどのやや乱暴な遊びを経験することで対人関係の親密さを身につけ、家族とは異なる一般性や標準を身につける大事な時期がある、と説明していますが、志村先生はそれを経験せずに大きくなった少年たちが、「おやじ狩り」のような凶悪犯罪に発展しまっていると指摘します。

ピンポンダッシュなど、悪いけど面白いことを仲間うちで一緒に楽しめた子どもたちはそれをすぐに卒業していきますが、親が子どもに過剰な習い事などで監視下に置いたり、逆に家事育児の手伝いに使って、同年代の子どもと過ごす時間を奪ってしまった結果だと言います。大きな子どもがやり直しとして行動化すると、体も知恵も大人になって「凶暴」な集団と化し、犯罪者と呼ばれてしまうことになるのです。

私が以前に担当したケースでも、放火として補導された少年に話を聞いたら、「寒かったから焚き火がしたかった」と素朴な考えしか持っていなくて驚いた経験があります。大きななりをした少年がやれば即犯罪となってしまう行為を、教えなかった大人に責任があるとする少年法の理由です。

しかし最近の死に至るようなケースでは、それにしても死ぬことくらいわかったろうということで本人に罪を問う形で止めるしかなくなってきたのも事実です。十分に子どもだけで遊ばせることは難しくなっています。野原もなく、危険が一杯。私も苦労しながらこの状況をどう打開するか悩みながら子育てしている世代です。

提案としては、たとえば親同伴で複数家族で遊んだりしているとき、敢えて子どもを仕切らずに好きにさせておく、という方法。見てみぬふりできる状況を作るということでしょうか。

NEMOclubではたびたび大人がNOMEclubになっちゃって子どもも好き勝手に遊んでいる時間がありますが、そうするとたいていはろくなことはしていません。あまりひどいと雷も落ちますが、互いが怪我をしなければ戦いごっこも止めはしません。そして子どもが十分に自分たちのイマジネーションを発したところで、正しい武器の作り方や使い方を指導する親父が出てきます。禁忌行動もあわせて教えてくれる指導者になると、子どもたちは非常に成長します。

なかなかそこまでできる環境はないと思いますが、仲間と徒党組んで悪いことしてるから即非行グループになるんじゃないかと心配しないで、少し見守る余裕も必要と言うことでしょうか。

またアトリエやフォーラムなどで話し合っていきましょう。

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