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「人に迷惑をかけない」ということは

蒸し暑くなり、子どもたちも機嫌が悪いです。学校のいじめが、ちょうどゴキブリの出没時期と重なるようにじめじめしていると増えてきます。スプレーでシュッと断ち切れるものなら苦労はしないのですが・・・。

今日はまず、いじめる子たちの心理を考えてみます。

「私はいじめているわけではなく、みんなから遅れたりきちんとできていない子を注意している。注意される子はみんなに迷惑をかけ『悪い子』なんです。だって、お母さんがいつも『人に迷惑をかけてはいけません。』って言うもの。私はその通りしているだけ。その子のお世話だって、私がしているのに、なぜ責められなければならないの?」

というところでしょうか。この子たちは自分を間違っているとは全然考えないし、むしろ先生の言うことをきちんと守る、良い子なのでしょう。自分だって努力しているのに、一人勝手なことをしている子が見過ごされるのはおかしい。

集団の中で規範を実につけるギャングエイジならではの「正義」であり、それ自体は間違っていないし、それを模範的に示しているとすると、この子はやはり悪くないのでしょうか?

道徳発達を考えると、この子たちは、「世の中には例外がある」「すべて自分と同じ環境ではない」ということを教えてもらう時期にきているのに、誰も教えなくて、そのままの段階でストップしていると言えます。ちょうど思春期の兆しと重なり、イライラしていてどこかで発散したいストレスを抱える子は、こうした機会に厳しく、しつこく、注意し聞かない子を痛めつけ仲間はずれにして屈服させようとします。・・・これはおそらく、やはり、母の真似なのでしょう。そろそろ母の後ろから父親がでてきて、「なあ、世の中っていうのはお前のように考えられる人ばかりじゃないんだぞ。お父さんがいなくてお母さんが夜も働いている人や、外国から来て両親とも日本語が分からない人や、いろんな人がいるんだ。」と教えてもらう必要があるのでしょう。または母親も「人の役に立てるということは素晴らしいことだね。自分も困ったとき助けてもらえるね。」と言えると良いのでしょう。

・・・もうお分かりかと思いますが、いじめる側の子どもたちの家庭には基本的に弱い者は負けという考えが根本にあり、自分たちも必死に勝ち組に残ろうと努力している姿がうかがえます。他人の力を借りない代わりに、自分も人を助けようなんて思わない。世の中お互い様だということを考えない人たちなのです。

これを変えていくのはなかなか大変なことですよね。

なので学校では「弱い立場の者もいる。その子は努力が足りないわけではないのだ。」ということをとりあえずクラスでしっかり教える必要があります。そして「お互いに助け合って、この世の中は回っているんだ。」ということも。本当は家庭でこうしたことを話し合ってほしいですが難しいでしょうね。

このテーマはすぐに回答がでるような内容ではないので、しばらくみなさんと考えてみたいと思います。まずは、いじめられてると思われる子の親御さんは、その子が立場が変わっても同じことをしないように、と学ばせる機会と受け止めて、この折に、上のようなことをじっくり話し合っておこさんの気持ちをほぐしてあげてください。

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