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負けてこそ学ぶ

昨日の日記で野球の話が出ました。結局子どもたちが応援していたチームは県大会決勝で負けてしまいました。次男は「もう見てられない」とテレビを消してしまいましたが、

私は先週の社会教育委員の会議で伺った馬場委員さんの言葉を思い出して涙ぐんでしまいました。

三重県の社会教育行政のあり方について、見直す時期が来たという話題でした。現代的な生涯学習の定義をまとめた図があり、そこで「意図的に、組織的に行われる学習機会」を学校・家庭・地域に限らず生涯学習と呼ぶ、というあの話です。

図では、一人で壁でボール投げをするような類のスポーツは社会教育にならないということだったのですが、その説明が「単に娯楽や楽しみとして結果的に何も学ばないようなことは学習ではない」というような文章が書かれていました。それを見て、三重県の体育協会で永く要職についておられる馬場氏が、「スポーツというとどうも学習じゃないみたいで、恐縮なんですが、私はスポーツは負けがあることで人生に大きな成長をくれると思ってるんです。勝つことに目がいってしまいますが、本当は負けた時のほうが、人は成長するんですよ。」

私はそれを伺って、グローリーをやっていたときのことも思い出して、さすが尊敬すべき委員さんはおっしゃることが違うと感動していました。母親連中は頑張って練習した成果を勝ちで飾りたいと願い、父親連中は自分の限界を知らせるために負け試合を味わわせたいという議論があったグローリーの保護者会をご存知の方もみえるはず。人は負けた時に、とても多くのことを学ぶのだという馬場さんのお話、みなさん、いかがですか?

私はすぐさま後を引き取り、発達心理の「最近接領域」のネタを持ち出し、「人の成長のチャンスはすぐに見えないこともあるし、力を蓄えていて発現の時期が遅れることもある。楽しいという気持ちから始まらない学習は身を結ばないと思う。たとえその時楽しみ程度しか身につかなくても、それを学習ではないと決めるのは間違っていると思う。三重県ではこうした論議を続けていき、市町の社会教育委員にも伝えて三重県のスタンダードを作っていくことが大事な仕事なのだと思う。」と申しました。

私はこんな話し合いができる三重県社会教育委員会に誇りを感じてます。

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