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神ならぬ身

中学生の娘と話したことを紹介しようとタイトルをつけ、さて、「家族エピソード」としてエントリーしようかと思いましたが、考え直し「SCコラム」に入れました。

中学生の悩みを聞くスクールカウンセラーとして、半分母としてしたこんな話。

娘はストレートな、あまり難しいことは苦手なタイプ。母の私も「男みたいな」性格と思われているところもあり、我が家は全体に行動面では体育会系に見えるかもしれません。コツコツと努力するということをしてこなかったのは、もちろんそんな家庭環境のせいで、本人だけを責めるわけにはいきませんが、学校の勉強もコツコツ積み重ねてきた子と差がついてきたのは当然の事実。

それをなんとか縮めたいと、気は焦るのですが、すぐにできません。雰囲気の良い塾へ体験に行くも、入塾テストに不合格という悲しい結果をもらってしまいました。せっかくやる気になっているのにかわいそうだなあと思いつつ、ここは自分を見直すチャンスと、ホッカペでごろごろしながら「ママカウンセリング」

ファンタジー戦い系、神話系のゲームキャラが好きな娘に、「アフロディーテとアテナ(ギリシャ神話の女神)とどっちが好きなん?」と聞くと知恵と戦の神アテナが好きだと答え。いかにも思った通り。かわいいと言われるより賢いと言われたい、まずここが好みの問題。

シンボル的な女神は人間の理想像なので、それを目指すのはわかりやすいです。それなら努力して知恵を身につけなくちゃね、となるのですが、「神様が神様で人間と違う理由が、そこなんだよ。神様は思ったらすぐ実現できちゃう。人間はすぐにできないんだね。」というと、娘は「それが嫌なんだよね。」と自分に欠けていたものに気づいた様子。

あとは馬鹿話をしてこの話は終わりました。まだまだ幼稚な彼女は人間が神ならぬ身であり、その肉体を引きずって生きているということが理解できていなかったのでしょう。ファンタジーの世界の住人だったようです。(もう中2なんですがね)

脱いだ靴下を洗濯しなくちゃならないことや、英単語を書いて覚えなくちゃならないことや、給料をもらうためにこらえなくちゃならないことや、そういう日常の地道な積み重ねということを考えて生活する習慣がなかったんですね。シュタイナーは「7歳までは夢の中」と言いましたが、この子は同級の子たちがボーイフレンドに興味をもったりおしゃれに目覚める年頃なのにまだまだ精霊の世界に生きていたいようでした。それを失うことが良いことは思えない気もするのですが、やらなければならないことが迫ってきているという現実も目を背けるわけに行きません。でも話していると日常の無頓着さの理由がわかりました。

子どもと話すって楽しいですね。

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