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学級崩壊のメカニズムを考える

今日は久々にSCモードで考えてみたいと思います。講演などでは慎重に発言しますので、なかなか触れにくい課題として、「学級崩壊」があります。

実際の相談のなかには小・中学校どこでも起きています。特徴は、クラス集団の攻撃先が担任に向かうということ。そのため担任の指示が通らず、クラスの規律が保てなくなります。生徒間のいじめやトラブルから端を発することが多いです。先生がいじめられた子をかばい、それに対してクラスが「えこひいき」と集団で反発する、というような。

いじめで始まらず単に先生への態度が横柄に変化していくこともあります。先生の失態などをしつこく追及するような攻撃が始まります。いってみれば先生へのいじめです。

小学校高学年になると、子どもの理屈も立ってきて一方的な指示に口答えするようになります。家庭でもそうですが、家庭で反発を表現しにくい子が先生に向かってそれをぶつけてくることがあるようです。よく見かけるのが「まじめなお母さん」的な先生がターゲットになるので、子どもは相手を見て反抗を家庭でなく学校に向けるのでしょう。

まじめで利口なタイプの女性は、自分がきちんとしている分、他人にも要求が高くなりますし、いわゆる逃げ場を作ってくれません。低学年のうちは服従しますが、自尊心が育ってくると「屈辱感」を味わい、自尊心を傷つけられると恨みをもつようになります。これが学級崩壊の大きな心的原因ではないかと思います。

冗談が通じる愉快な相手には打ち解け、まじめなだけの人を嘲るようになるのは、思春期初めの男児の特徴のようです。それに乗っかる形で女子が生意気な態度を取り始めるといじめが横行し、弱い子は教室に入れなくなっていきます。

これを止めるのはなかなか難しいことです。強く権威ある先生が出てきて厳しく叱ってもらうような形で収束するのを見てきましたが、まじめな教師は自分のクラスの統制がとれなくなっていることをすぐには認めないし職員に相談せず抱えてしまうので発見が遅れ、収拾も遅れるようです。

私はSCとして授業参観などで教室に入ります。できるだけ多くの大人の目でみて、個人個人に注意をしたり、子どもの自尊心を満たすような声かけをして、子どもたちの成長を促進して「愚かなことはやめよう」という空気をつくるような働きをします。

家庭でも自分の子をいさめるようにすれば早くおさまるのですが、担任に反抗するタイプの子どもが家庭で望ましい対話関係を築いているとは考えにくいので、これも崩壊阻止が遅れる原因です。父親代わりの厳しい男の先生がでてくるまで対処なしというのも残念ですが。

私は教師の批判はしません。それこそ学校を批判する母親は、家庭や子どもを批判の目で見る教師と同じだからです。他人を批判する態度が子どもの反抗を招いているようなものです。なんでも批判すること指摘することが正しく賢いことだと信じている幼稚な母親の子どもが真っ先に反抗しているのは、親の態度を真似ているからに他なりません。

子どもは学校で勉強だけでなく人間関係も学んでいるのです。いろいろな人と出会い成長するために行っているのだから自分が好ましくない存在を排除しようというわがままは通用しません。

高学年以降の子どもたちにはユーモアも大切です。だめだししかしない大人に対しては心を開きません。一人の人対人として自分の弱さを認め、お互いに弱いが頑張ろうという態度を示すと信頼関係を持つことができます。これがママゼミなどでユーモアを大事にとお話する理由です。学校のことは学校にお任せするとして、家庭でも同じように子どもとの関係が断ち切れてしまわないよう、母親も豊かな人間性と余裕を持つことが大切です。

子どもが人の心を持つかどうか、ということはやはり家庭教育に掛かっています。

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