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自尊心・尊厳ということ

知能のお話はいったん終えて、今日はまた別の話をします。ふぁすのアトリエに足を運ばれる方やママゼミに関心のある方のお子さんは、おおむね自分を大切にしてくれる親の元で育った子どもたちです。ちょっと過保護傾向が伺えるので、「距離をとりましょうよ」ということが主な働きかけだったりするのですが、

大切にされたとは限らない環境で育った子どもと一緒に教室に通うことになるのも事実です。すでに親自身が自尊感情をもてない世代として育ち、子どもに伝えるべくもない、という子どもたちが街にあふれかえっています。

今日の学童期編の話題で、「中学生の非行と思っていたら最近は小学生も万引きをするらしい」と驚いておられる話題が出てました。犯罪の低年齢化は身近に起きていることです。それだけでなく、携帯サイトなどによる性犯罪の低年齢化などもテレビで報じられていました。冬休み一緒に見ていた我が家の子どもたちはあきれるばかり。その心理がわからないようなので一安心しましたが、やっている子どもたちもおそらくたいしたことと考えていないのではないかと思いました。写真撮って送るだけでお金がもらえるのは悪いことなのか?と子どもたちは考えているに違いありません。

私たちはこういう子達に、どう指導をしますか?

もしお子さんが「なぜ悪いの?誰の迷惑にもならないし、身体を傷つけたりしてないのに。」と聞いてきたら、大人は納得いく説明をしてあげられるでしょうか?そう考えながら見ていた私は、そういう子に欠けているものを子どもに話しました。「それは自尊心。誇りだよ。」言葉が難しく、我が家の子どもたちにもすぐには理解ができないようでしたが、「働かずに自分を売ることでお金をもらうということは恥ずべきことだ。」ということを言っているということはわかったようでした。

その後、娘の宿題のなかでたまたま尊厳死について書かれた新聞記事を見て、「尊厳」の意味を娘は答えることができなかったので辞書を調べさせました。「辞書みてもわかんない・・・うーん、なんとなくわかったかも。」

尊厳、誇りというのは、人だけが持つ高次な意識です。言葉として知らなくても育てれば幼児からこの感情を持つことはできますが、どうも自分を大切にする、誇りをもって行動するということを教えられていない子どもがたくさんいるように思います。

もし誇りある人間であればいじめなどしないでしょう。自尊心のない子は平気で「盗み」「売り」それを恥ずかしいと感じないでしょう。私は自殺する子も同じだと考えています。

こういう感覚はとても一朝一夕に言葉で学べるものではないので、一番大切なことの一つだと私は子育ての中で思っていますが、どう教えるかというと、これも説明はできません。親の姿勢そのものから伝わっていくものだと思います。

誰も見ていない交差点で信号を無視したり、特価品をゲットするため押し合ったり、ただでもらえる景品が欲しくて開店前から並んだり、そういう行為を恥ずかしいと思わない人は、やはり「誰かの迷惑になりましたか?」と聞き返すでしょう。確かに法に触れることではないし、個人の自由といえることです。誰かの迷惑になれなければ何をしても良い、この姿勢の延長に、子どもの喫煙や性犯罪は起きているのです。給食費を払わない親が子どもに自尊心を教えられると思えません。

私たちはいつも自分自身を見直して子どもが鏡となっていることを知るべきです。

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