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自尊心の育て方

親が人としての誇りを示さなければ子どもに伝えることができない自尊心といいましたが、親が持っていても子どもにうまく伝えられていない場面もよく見られます。今日は子どもに自尊心を育てる働きかけのヒントを考えてみましょう。

自尊心=自信でもありませんね。なんでもきっちりやれば身につくというものでもありません。私は親が手伝いを頼んだり何か周りの役に立つことをしてもらい、それを感謝する、というシチュエーションを連想します。幼児期にごみを捨ててきてもらって「ありがとう」と言った記憶は誰にもあるでしょう。子どもはすでに誇りに満ちた笑顔を見せていたはずです。

お母さんが真面目でまめな人だと、何でも子どもにしてしまい、子どもを潰している例をよく見かけます。かばんの中身もみんなお母さんが詰めている中学生などざらです。子どもに用事を言いつけるのは悪い母親なのでしょうか?私は子どもになんでもしてあげる母親は、自分の有能感や、子どもの依存心をくすぐって自己満足を得たいという母親の自己愛障害ではないかと疑ってしまいます。子どもの将来の自立よりも自分の満足・安心を優先している虐待とすら思います。

大人として子どもに関わる母親ならば自分ができて当然のことを子どもにできるようにさせるべきなのです。「ほらお母さんならできるのよ」と子ども相手に自慢したいのでしょうか?「お母さんがいなくちゃだめなのよ」と存在をアピールしたいのでしょうか?自分を優位に置いておきたいのでしょうか?

我が家では母親がぐうたらで出来が悪くて申し訳ないと心から思いますが、子どもたちは仕方ないなあと動く習慣がついています。ゴミだし・風呂焚き・炊飯・洗濯取り込みなどは子どもたちが日常的にします。当番とか水臭いルールではなく、手が空いている者がします。

母親が専業主婦で遠慮してしまうという方は、お仕事でもボランティアでもなされば良いと思います。そして「お母さんも人のために働いているのだから、あなたは家の中のことを手伝ってちょうだい」と子どもに頼めばよいと思います。子どもが小さく弟妹がいるならば、それも大きな仕事だから「小さい弟のためにママを助けて」といえば子どもは誇りに満ちて働き、兄弟を守る立場にいる自分を誇らしく思うでしょう。(ただし、この場合、兄弟の世話をさせるのではなく、母親の手伝いをしてもらうことがポイントです。上の子は下の子のための召使ではありません。あくまでも母親と上の子の関係のお仕事を頼むべきです。)

子どもは常に守られるべき存在という思い込みが、子どもから「守る立場の誇り」を体験する機会を奪っています。ある程度大きくなってしまうと習慣化して、「人が自分のためにしてくれるのは当たり前」と考え、してくれない母を恨んだり、してくれない社会をうらんでしまうのは残念なことです。世の中は甘くありません。自分で動かなければならないのですから子どものときから習慣を身につけることが大切です。

「お願いね」「ありがとう」と子どもに言える環境。「頼んだよ」「助かったよ」といえる関係。これこそ誇りに満ちた人と人との関係のスタートです。

しかしその前に「自分のことを自分でできる」のが前提。明日はそれについて考えます。

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