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知能について その1

相談やアトリエの話の中で、私は「知能」についてよく話します。知能検査についても。日常聞く知能という言葉からは「記憶力の良さ」「回転の速さ」=学業成績と勘違いされますが、知能とはそんな単純なものではありません。

ママゼミも始まるので、しばらく知能についてお話しましょう。心理士でも知能検査の技術講習を終了している人ばかりではないと思います。私はWISC-Ⅲという国内でももっとも多く使われている知能検査の講習を終了しました。道具があれば検査を取ることができるという資格です。

ただもともと知能検査のテスターになりたくて講習に行ったわけではありません。心理相談員として的確に見立て、より早く問題解決の糸口を見つけたかったからです。実際相談の半数は知能検査を受けてもらうことになります。今では各市町の教育委員会や教育研究所という場所で受けることができます。そのデータを下にお話を進める客観的な相談活動をしています。

そうすると知能について、よく最初に述べたような誤解をされるので説明しますが、知能には5つあるという説明をする人がいます。

博物的知能・社会的知能・技術的知能・言語的知能・流動的知能と言います。一般にWISCという知能検査で測定できるのは、「運動性知能・言語性知能」となっていますので、先の5つの分け方とも少し違います。知能検査で測定できるのは、言語性知能と、言語によらない知能ということになります。一人の人の全ての知能を測定することなんて簡単じゃありません。それでどうしても親御さんは家庭の様子、先生には学校の様子を聞き取り、5つくらいある知能のバランスを心理士はおおむね評価することになるのです。知能検査はその一部でしかありません。

家庭でお子さんを一番良く知っているのはもちろん、お母さんです。子どもの知識・社会性・手先の器用さ・言葉の理解などをよくよく見て子どもの発達の偏りを考えることができるととても健やかに育つわけですが、最後の「流動性知能」とは、なんでしょう?

これは全ての能力を、その場に応じて柔軟に使うことができるという能力です。人の「頭いい」ってただ計算が速いとか、たくさん漢字を知ってるっていう程度じゃ何の役にも立たない、ということ、わかりますね。

さらに知能レベル、いわゆるIQの高さも高いと天才と思われていますが、ノーベル賞受賞者はじめ、その道で名を残した人々のIQは一般よりやや高い程度と言われていて、知能の高さと天才性は関係が少ないようですよ。偉大な業績を残した人は、知識・ひらめきよりも「どれほど好きで努力を惜しまなかったか」という点に凡人との違いがあるようです。

また知能のお話しましょう。

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