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不登校を減らす

子どもが不適応を起こす原因は大きくわけて二つある。本人の特性によるものと、環境の特性によるもの。その積み重ねが問題として大きくなってきて、次第に学校などの集団での適応が難しくなってくると学校に行けなくなる。

さらに、本人の特性にも大きくわけて2種類がある。いわゆる精神疾患と発達障害だ。もちろん身体的な病気も本人の特性だが、その場合には外から見てわかりやすいので「病欠」となる。不登校は原因が確定されていない欠席の状態だ。精神疾患や発達障害は、ぱっと見てわからない。レントゲンにも写らない。それでなかなかわからない。

環境の場合には、子どもからみたら虐待となっているケースが多い。それぞれに家庭の事情があるが、子どもにとっては「学校に行ける状態にない」ということだ。これも家庭のプライバシーが見えにくいために不登校となって現れる。

最近は教職員も保護者も意識が高くなり、早く発見されるようになってきたが、依然として不登校がなくならないのは、「複合型」の場合に見立てが遅れるから。

うつ病と診断されても、本人や家族は納得しきれてない。「なぜ」うつ病になったのかの説明ができて、はじめてその病気を受け入れ、治療したいと思うようになる。その背景にグレーな発達障害があって、なんとなく集団がしんどくなってくるような子どももいる。少人数の家庭ではなかなかわからない。心理士が話を聞き取り、慎重に仮説を話すと、ふと「思い当たります。そうだったんですか。」そのとき、長年子どもの育て方のせいだと思い込んでいた保護者も少し楽になれる。その偏りを見極めて、得意なところと苦手なところをはっきりすれば、本人も学校が楽しくなるチャンスが生まれる。できることから取り組めば良いから。進路が多様化した現代では、こうした偏りの大きな子の大学進学も夢ではなく、むしろ一芸に秀でた能力を遅咲きで見せるかもという希望が持てる。

悶々と悩まず、少しでも早く相談にかかってほしいと願ってメッセージを発する。6月~7月には数ヶ所で学校の先生方に研修でお話する機会ももらっている。保護者の勉強会にも声をかけてほしい。たくさんの人が正しく理解して、苦しむ親子を一人でも減らしたいと願う。

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