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夕食の食卓にみる生活技能

100608_185101試験期間で早く帰る長男に猫ちゃんの世話と夕食の支度を頼んで、入れ違いに仕事に出た。帰宅するとテーブルに食器がセットされ、冷蔵庫には冷奴が冷やされ、卵サラダもできていて、大根と豆腐の味噌汁を保温しながら、肉をフライパンで炒めているところだった。

食事の開始時刻にすべての品が、適温で出来上がっていることが、家庭料理の理想だ。案外難しく、主婦と言えども手違いが起きやすいが、今日の彼の夕食作りは完璧だった。間に猫の授乳やトイレの世話もあったようで、作り置いたミルクの哺乳瓶もケージの上に乗っていて、私と一緒に帰宅した娘に「風呂を沸かせ」と指示を出した。

単なる親ばかではない。前頭葉の働きが鈍く、同時処理が苦手な息子が、このようにすべて平行して作業をやれるようになるとは思ってもみなかったから、驚いているのだ。

学校相談で、グレイから軽度の発達障害傾向の親子に多く出会う。非行や怠学に見える服装の子どもにも、背景にその特徴が見え隠れすることがある。彼らは知能発達のバランスが悪く、大勢の中での適応がうまくいかず、自信を失っている。二次障害として問題行動が法に触れるようになったり、精神疾患に陥りやすくなる。ストレスが多いから当然だ。

そういう親子を見ると、かつての自分たちを思い出すので、とても見過ごせず、なんとか力になりたいと願う。そういう親子へのエールとして、このようなエピソードを発信する。

料理は見える作業なので、取り組みやすい。調理が得意な子は多い。好きだがなかなかうまくできないという子もおおい。このブログで紹介してきたように、つい最近まで息子も水っぽいカレーやシチューを作っては、疲れて帰った父親をいらだたせたこともよくあった。

娘もよく手伝ってくれるが、彼女は今よくご飯の水加減を間違えて、「まずい」ご飯を炊くのが得意だ。・・・でも懲りずにさせねば、息子のように上達しない。

なんでも器用に、要領よくやれない子にこそ、家事や作業を一緒にして、要領を教えたり、できたことを認めほめてやる作業を繰り返すこと、これがソーシャルスキルトレーニングの基本だ。

親が自分でやるほうが早いときも多いし、教えるのが面倒だが、「やってみて、言って聞かせてさせてみて、ほめてやらねば人は動かじ」という言葉の通り、身に着くまで繰り返すしかない、ということを保護者に伝えたい。

息子は一人暮らしを夢見て、今自活の訓練中。寝起きが悪くとても一人暮らしでは登校もできないのではないかと心配するが、少しずつ努力している。バランスが悪くてもとにかく五体満足でいる限り、可能性があるのわけだから、あきらめずに努力するために親が信じて励まし続けてあげたい。

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コメント

自分が動いた方が早くイラつかず済むので、子供にさせなければ、と思いつつ時間は過ぎて行く。
自分の頑固な性格のせいで、子供にはなかなか生活に必要な自立を促すサポートができないでいる。
こういう場合、どうしても手を借りなければいけない状況になると素直に手伝ってもらうことになる。
今回、私が腰をいためてしまいちょっと不自由なことも。
最近は思春期っぽく一緒に犬の散歩に行くのも出渋ってた娘が自分から「一緒に行く」と言い、リードを持ってゆっくり歩いて付き合ってくれた。
次の日は夕飯の餃子60個包むのを手伝ってくれ、時間がかからず助かった。
私自身が素直に気長に、を心がければ、我が家もなっきー家のお子様のようになってくれるのかしら??

>子供にさせなければ
と思うと親もしんどいし、子どももしんどいので、おおいに「していただき」ましょうよ。
「ありがとう!助かるわ。」子どもは自信につながりますよね。

それはもう盛大にほめて、心から感謝するんです。だって本当に助かりますよん。楽ちんですよん。

思いやりは十分育っています。あとは機会をあげてください。

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