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三足のわらじ

私は三足のわらじを持っている。普通サブビジネスのことを「二足のわらじ」というけど、私の場合は3つある。

一つはSC。スクールサイコロジスト(カウンセラーという言葉の響きがどうも好きじゃなく、カウンセリングはして当然なので)として学校を職場にしている。得意なのはグループアプローチ。

これはもともとの出身の「人間関係領域」のスキルを学校というフィールドに向けている。主各論は「コミュニティ」だった。今ではなじんだ言葉だが、当時は「共同体」と和訳しないと?という顔をされた。学校内をフィールドとして学生の意識調査をやったり(社会学的手法)、学生教員対象のスキーツアーを企画したりした。ツアーはホテルや交通を業者に委託するのでなく、学園の別荘を借りてバスを手配し、別荘の料理番からツアコン、レクリエーションまで一切をコーディネートして自分達でやった。これで単位をもらったのだから、本当に変わった学科だった。体当たりで人間関係を学び、そこで起きたことを振り返り、自分や仲間にとってどう変化があり、何が課題として残ったかを整理する・・・という今ふぁすでもやっている「アクションリサーチ」という研究手法でもある。

企業では常識となったP(Plan)D(Do)C(Check)A(analysis)。計画→実行→確認→分析と仮説化→つぎの計画・・・もこの頃から使われ始めた。20年以上前に身につけたことであるが、やっと方々の現場で定着してきたようだ。

先日一緒に飲んだ名古屋の企業セミナー講師のはせは、スキーツアーの実行委員長だった。「なんでだったか忘れたけど、泣いてたよね。できないって。」「そうだっけ?」と懐かしく思い出していた。

私も自分自身のPDCAを積み重ねて今、これをふぁすでも学校でも使っている。もちろん心理士としての心理アセスメントの方法も身につけている。

二つ目のわらじは、社会教育団体ふぁすの代表者としての顔。手法は同じ人間関係トレーニングから得たスキルだが、これは家庭教育の教師となる母親中心、または家族というコミュニティへのアプローチなので、学校以外のフィールドということになる。その代表者として、三重県の社会教育委員や生涯学習審議の場に出させてもらっているというわけ。社会教育はあまりにフィールドが広すぎて、はっきりと定義することも難しい。どちらかというと「アクションリサーチ」のスキルだけ共通で、あとはそれぞれに、というところかもしれない。教育である以上、向上は目指さなければならない。

さて三つ目のわらじ。これは一般的には仕事ではないと言われるかもしれないが、本当は社会人の対義語として尊重されるべき立場「家庭人」だ。

率直に夫婦・親子・一人の人としての自分自身の姿を見つめ、前の二つの「学校」「社会」に対してどのようにつながり、生きているかを「家庭」で顧みなければまったくきれいごとで終わってしまうと思っている。

ママゼミでお話するときも、学校カウンセリングで保護者と話すときも、自分自身の生活の中で家族と関わる重さや楽しさを抜いては、何の共感もない。心理の専門家としての意見とともに家庭人のぬくもりを一緒に味わって、問題を解決しようとしている。これは本当に大切なスタンスだと思っている。

面白いのがふぁすにいると、時々家庭人としての顔を私に期待され投影されるという事実。仲間の中にはなんと、私に「理想の夫」を投影する人もいたり、「元気な妻」を投影する人もいたり、「みんなの母」だったり、姉だったり・・・。そういう家族的なところもふぁすの面白いところだ。

そして学校支援のSMAPにもやっぱりその家庭的なつながりが生きている。学校では校長先生や教頭先生がお父さん。以外と少ないのがお母さんの気配。それを私と分身のSMAPたちが補っている。実際には支援室を指揮する私が父的な役割でSMAPが母となることも多い。こんな風にあらゆるところで男なのか女なのかわからないが、いろいろな役割を期待されて、その都度間に合うようその役割を取っているのが、私の仕事なのだと思っている。

これはすべて「関わり」だから。

「一人の赤ちゃんというのは存在しない。一組の母子がある」-ウィニコット

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