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2011年5月

睡眠は大事

今週たまたま勤務上お休みが入り、昨日も今日もSCはなし。夕方会議まで、久々の4連休でした。土曜に登校があったり日曜にチアーズなど土日もお弁当の準備をして、慢性的に睡眠不足だったのか、この連休は最低の家事とパソコン仕事以外、ずっと寝ていたような。

自分で目が覚めるまで寝てみて、改めて睡眠がいかに大切か実感しました。ここ何年も頭痛や体が重い状態が続いてましたが、すっきりさわやか。

眠ったと思っても目覚ましで起こされたり、気がかりがあって寝付けない、など、睡眠が不足すると人の脳はてきめんに不具合が生じます。

イライラしたり、怒りっぽくなったり、感情が不安定になると言われます。時間的には眠っているつもりでも、熟睡できてないということもあるかもしれないのです。

寝る子は育つと、昔から言うように、睡眠によって成長ホルモンが放出されるようですから、良い睡眠を十分にとるようにしなくてはいけませんね。

機嫌よく会議にも出られて良かったです。

寒暖激しく体調も狂いがち。どうぞ皆様もお体ご自愛くださいませ。

魔法の言葉 呪いの言葉

修学旅行でやんちゃしないかはらはらしている先生方を安心させるために、出発式に顔を出しました。

「こやんでいいし。」「なんでよ。」「あっちにつけば。」「あ、そう」

おかんのかわりなんだから、煩がられていいんです。

前日準備のときも、名札を用意してくれた先生に「こんなんいらんし。なんで名札が290円もするんや。」

それに応える私。

「これは君がこの学校の生徒だっていう誇りなんだよ。一個一個作るから高いんだね。」すると人権担当の先生も援護。「そうや。それにこの学校にお前の苗字も一人やでな。その証明や。」

ふーんと名札を見つめた彼は、その後支援員に名札をつけてくれと持ってきた。支援員は心得たとばかり針と糸で制服に縫い付けた。ポケットが微妙に斜めの線を描いているが、線にあわせるべきか、まっすぐつけるべきかと、しばらく悶着して、「ま、こんでええわ。」そのうち、ふと「ありがとう。」

そこまでしても服装チェックはアウト。後ろに並ぶ。まあそれでも連れて行ってもらえる。替えは無いことは教員も知ってる。一緒に後ろに立っていると、前に出た生徒会の役員が盛り上げるコールを叫ぶがいまどきの中学生、寒い反応。その時ふと彼が大声で「行くぞー!」と役員さんに応えた。振り返りわっと盛り上がる生徒たち。

彼とそばにいた女子に、後ろから言葉をかけた。「君たちは本当の正副会長だよ。修学旅行しっかり盛り上げてね。」

本当に?と顔を見る女子。本当だよ。中学校一の元気者だもの。悪い奴はしめてやれ。自信と誇りに満ちた彼らが先生を困らせるはずはない。もう大丈夫だ。

魔法の言葉ってある。ここ一番で最大のモチベーションを発揮させる言葉。心を扱う私たちはそういう言葉の遣い方をすることもある。口でなんか、なんとでも言える。確かにそうだが、その言葉が人を生かしも殺しもする。

魔法の言葉は自信と誇りを生む。逆に呪いとなる言葉もある。それは親が子どもに言ってしまいがちな「お前はだめだ」。親に保証されただめな奴は、かならずだめな行いをする。自らを追い込んでいく。

「あなたならできる」「おまえはだめだ」・・・言葉で人の一生を左右するということ、忘れないで。ただし魔法の言葉は本気で言うこと。信じること。その願いこそが魔法なんだから。

WISC-Ⅳ

もう季節は初夏。そろそろ今年もわいわいキャンプの準備始めなくては・・・今年開催するとわいわいも「Ⅵ」バージョン6になるんだなあと、感慨深く・・・

いきなり、なんでⅥか、というと、最近話題の知能検査WISC(Wecheler Intelligennce Scale for Children)に第4版、つまりⅣが出たので思い出したというわけ。

日本一広く新しい中学校に、日本一進んだSMAP支援室があるのが自慢だけれど、相談・支援体制が進むにつれてアセスメントの有効性が認められ、その根拠となる知能検査の有用性もあがってきた。精神系の病院か児童相談所に永い間予約してから受けていた検査が、各市町村の教育委員会の機関でも受けられるようになったものの、テスター養成がなかなか進まないのが現状で、結局は待つか、教委へ機材を借りに行って私がテストすることになってしまっていた。

そんな流れの中で、従来のIQだけで生徒をラベル張り(つまり、知的障害か否か決めるだけ)の道具などではなく、知能測定をすることで、その生徒の困っている原因を客観的に見極めたり、逆に人並みはずれて優れた能力を見出すことができる、WISCを上手に使うことが期待され始めた。そこで一般の中学校では珍しいが校内備品として購入を決めてもらったのだ。

その子自身のもって生まれた偏りか、環境が揃わず積み残された能力の偏りなのか、多種多様な生徒が存在するこの中学校には必要なアイテムというわけだ。

進取の気性と熱意あふれる中学校の若い教職員は、一般に出回っている3版つまりⅢ(サードバージョン)と今年1月に発売された4版(Ⅳ-フォースバージョン)を検討した結果、Ⅳを購入するという。

Ⅲにおける言語性・動作性という概念を見直して、能力の解釈の仕方が変わるようである。が、なかなか研修がおいつかないのが実情。果たして、Ⅳを使いこなすことができるのか?

急遽貴重なⅣの解釈講習を申し込み、開催地神戸へ勉強に行ってくる。

「この子は言葉が苦手だけど、デコや手芸のセンスは抜群で素晴らしく美しく仕上げることができるんです。職人になったら絶対成功します。」

「この子は平均知能では知的障害になってしまうけれど、コミュニケーションの能力では高くて、特別支援学校に進学するよりも対人関係の職につけば障害者としてでなく社会で働いていけます。」

「この子は本当はそれほど能力が低くないのに、積み上げができていません。今から戻って積み上げてやりましょう。」

「この子は書きが苦手です。手首から先の動きが不器用で、それを隠してきました。もう一度鉛筆を持つところから取り組んであげてください。」

中学生になると将来の進路も含めて考えなければいけない。能力の限界の見極めと得意分野の開拓が急がれるので、知能検査を元にアセスメントをして、支援会議で教材などを決めていく。その子に応じた時間割が組まれる。

WISCがあれば、支援対象生徒の70%に支援計画書を策定せよとの教育長の命に100%で応えられる。

新しい校舎に新しいスタイルの支援システムが機能し始め、新しい検査機能が加わる。それでもなかなか減らせない不登校や不適応。日々教員と支援員の努力は続いています。

予防社会教育で行う「わいわい」は、Ⅵになって、どんな進化を見せるのか、これも楽しみですね。ずっしりと心地よい(?)プレッシャー感じてます。

相談活動

木曜日にはアトリエママゼミで「発達と愛着の障害」を勉強しました。翌日は学校のスクールカウンセリングで、その両方のケースの相談を数々受けました。

発達の偏り・・・という状態は中学校くらいで一番目立ってきます。小学校では回りもマイペースで気づかなかったけれど自意識も仲間意識も急速に発達する時期には、大きな課題となることが多いです。自己一致の仮定で、偏りの大きな子は、自分がどのあたり、という見当をつけることが難しいので、立ち止まってしまうのです。

でも発達の偏りがある子ばかりでなく、思春期には誰でも悩みます。偏りのある子もない子も。

相談に来る人が多いし、別室支援の対象生徒があまりに多くて、その住み分けを整理するだけでも何度も打ち合わせや文書化して周知する努力が必要です。

少しでも不都合を感じる人がないよう、できる限りのことをしています。なんでも思うようにいくわけでもありませんが、少しずつ流れができてきました。

相談に来られる人が安心して帰ってもらうだけでは不十分。お子さんの元気な姿を見られるようあちこちに働きかけて工夫しお願いし、生徒とも話をして、一つずつ解決するために動きます。

ほんの小さな変化でも、一歩が動き出す楽しみを見て、SCの仕事を続けています。

これから心の復興

スタッフの一人の家族は陸自。昨夜、任務を終えられて帰宅されたようです。

戦争を知らない世代の私たちからは、この仕事を終えた自衛官に対してどんな言葉を送ればよいのか見当もつかないけれど、まずは素直に喜ぶ妻の姿を美しいと心から夫婦愛に敬意を表します。本当にお疲れ様でした。

小さな子どもたちを一人で育てる時間がどれほど続くのか、妻としても心細かったでしょう。帰宅した夫の癒しにもならなければならないでしょう。

夫への不平不満など、生きてそばにいてくれたら消えてしまう。彼女は夫への想いを私にも少しだけ伝えてくれました。

なんでもあって当たり前の生活に慣れてしまっている私たちは、今回の震災から、本当に多くの「失う悲しみ」を学んでいるのですね。

家族で過ごせる幸せに気づき、それを得られない人への思いやりを持つことができました。互いに支えあえる関係を、大事に大事にしていきましょう。ご主人には一休みしてもらって、しっかり遊ぼうね!

心理グループのふぁすの復興支援はこれからなんですよ。目に見えない心の痛手を1億3000万の国民すべてが受けました。誰もが抑うつに陥りがち。元気を発信して身近な輪から心の復興を広げるには、まず私たち自身が元気でいなければいけません。ふぁすのアトリエからそれを始めましょう!

リエゾン(橋渡し)という仕事

とあるケースについて、クリニックのドクターにお話を聞く機会をもらいました。ドクター面談といって、受診者の了解のもと、学校関係者が医師から状態や診断の説明を受けることがあります。

受診の事実を学校に知らせることは、これまで敬遠されてきました。古くは差別偏見があった時代の名残として、できるだけ知られたくないという気持ちからおきたことでしょうが、心理士が学校にいる現代では、精神科医の専門的見地を、分かりやすく学校関係者に伝え、適切な対応を仲介すれば、本人の治癒は飛躍的に進みますし、学校もすべきことがわかり、双方にとても良いのです。

内容はもちろん守秘義務ですが、今回はクリニックで行っているセラピーの技法を教えてもらい、学校の支援に取り入れることで、月に数度の受診よりもずっと療育が進むということで、ドクターも喜んで協力してくださいました。

医師は患者の心の平和と健康な生活のために診察をしますし、教師は、子どもの未来を明るくするために教えます。複雑な精神状態にあるとき、何をすべきか知っている医師は、なかなか接する機会がなく、毎日面倒を見る教師は、何をさせてあげれば良いかがわからないのです。

それで私のような心理職が間に入り、説明し学校にできる形の支援を提案するのです。守秘義務が守られることは言うまでもありません。日々活躍できるようになっていく生徒が学校に増えることを、医師も教師も保護者もそして誰より生徒自身が望んでいることでしょう。

橋渡しもスクールカウンセラーの重要な仕事です。

講演予定のご案内

今年度もいくつかの講演の依頼をいただきました。一番手には先日ふぁすの会員さんがリーダーをなさっている乳幼児サークルでお招きいただき、「魔の2歳直前講座」とでも言うような「自立と自律」のママゼミをさせていただきました。

メモをとりまくるタイプの講演じゃないですよ。お子さんおひざで結構ですから聞いては?と思うことを尋ねて「なんとなく」自分で「わかる」と感じてくださいと、お願いし、うんうんとうなずく様子を見てはお話を進めてきました。

方々でお招きいただきます。嬉しいです。

近々には、今年も開催、子育て支援課主催の「子育て支援セミナー」(まんまですが)。昨年好評につきアンコール講座もあって2度開催しましたので、今年は3回目になります。前回は「しつけとは?」というお題でしたが、今回は「ほめる子育てって?」というお題で考えてみますね。このお題は実は乳幼児さんだけじゃないですよ。第一次反抗期に続いて、第二次反抗期でも、「だめ」ばかり言ってると、子どもとのコミュニケーションが成り立たなくなるので、うまく伝えるコツをお話できればと思います。

それは、やっぱり・・距離のとり方なんですけどね。

6月23日子育て支援セミナー、お楽しみに。定員を超えると抽選になるそうです。皆さんに会えるとよいのですが。

実はその前に、まさに思春期のお子さんを抱える、勤務先の中学校のPTAの家庭教育学級で、そのお話をします。テーマは「子どものサインを読み取ろう」

これも楽しみなお題ですね?

それから夏休みに入ると、先生がたの研修会にもお呼ばれします。今のところ二つの研修会に講師として呼ばれています。一つは勤務先の小学校の職員研修。「気がかりな子どもの理解」という内容。

もう一つは昨年に続いて鈴鹿市の教職員研修です。こちらはどんなリクエストがあるか、これから伺って決めます。

そのほかにも、アトリエで開発してきたふぁすの体験学習を鈴鹿市版で開講するお話をいくつかいただいていて、今年は忙しくなりました。必ずグループミーティングがあるのが、ふぁすの特徴なので、スタッフ総出になるので、みんな緊張気味ですが、チームの強さを十分に発揮したいです。一人じゃないからできる、というふぁすの良さを、SMAP支援やネモクラブだけでなく、鈴鹿市版のアトリエでも出しましょう。

今年は方々で皆さんにお会いできると期待してます。スタッフだってみんなわが子を思いつつ、でも自分の子だけじゃなく、出会いを大事に頑張っています。皆さんもこの思いを一緒に味わって、ともに育っていきましょう!

第3回子育て支援セミナー

昨年に続いて今年も鈴鹿市子育て支援セミナーが開催されます。

6月23日(木)10:00~12:00 鈴鹿市役所西館2F会議室にて。

今回は「ほめて育てるとは?」というお題で乳幼児編ママゼミの鈴鹿市版をお話します。もちろん毎回のスライドショーのトークとみんなでわいわいファシリテーターによるバズセッションもあります。募集は6月15日まで。託児とも無料ですが、応募者多数の場合には抽選になるそうです。

鈴鹿市報5月20日号の「おしらせ」5ページに詳細が掲載されています。お申し込みは鈴鹿市子育て支援センターりんりんへ。急いでね。↓市報PDF

http://www.city.suzuka.lg.jp/kouhou/gyosei/open/shiryou/hakkobutsu/koho2011/pdf/20110520/20110520-01-07.pdf

ママゼミ「発達と愛着の障害」

5月26日(木) 箕田公民館小会議室10:00~ アトリエ・ママゼミ「発達と愛着の障害」を開催します。

お子さんの気がかりについて、少し詳しくお話をします。関心のある方はお知らせください。ふぁすは会員制(年間500円会費制)ですが、一回に限り体験として参加いただくことも可能です。お子さんについて苦労していらっしゃるお友達を同伴いただくこともできます。会員の方は周りにも目を向けてみてください。

連絡網にてアトリエ会員に配信しましたが、それ以外の方はこちらへ

facemail2nd@gmail.com (ふぁすオフィシャルアドレスです。スタッフが返信します。)

5月20日号の鈴鹿市報には鈴鹿市教育研究所が開催する「子育てトーク」の案内が掲載されています。取り組みは方々でされているので、こうした公的機関との連携も含めてご案内ができるメリットもあります。

みんなで理解を深めて助け合える環境を育てましょう。

忙しいです。

今日は朝から支援室に顔を出し、社会福祉センターの育児サークルにお招きいただいたのでささやかな講演会をして、それから午後の小学校のSCという忙しい一日でした。

心身ともに不安定な人も増えてきて、誰もが絶好調とはいかない中で、それでもお仕事できる幸せを感じながら車を走らせています。

予防的に乳幼児さんのママさんたちにお話するチャンスを結構いただきます。皆さん中学生になったわが子を想像して、どんな働きかけをしたら子どもが無事育ってくれるのかと真剣そのもの。

子どもとの別れを何歳くらいと思います?という質問にまだよちよち歩きのわが子を見つめる若いママさんたち。でもその日は必ずやってきます。社会性・自立心を育てていきましょう!とお話するとうなずいていただけます。

衛星軌道で次第に距離が開いていく親子の関係。いつか果てしない宇宙へ旅立つわが子を想像して、立派なヴォイジャーになって欲しいねと話し合いました。穏やかにでも元気なお子様たちとしばし楽しくおしゃべり。

中学生にあいさつし、幼児さんにあいさつし、午後は小学生の親子の面談。人が好きで向いてる仕事です。

苺に想う

110514_131201_2今年も苺の季節がやってきました。濃くて酸っぱい、実の詰まった苺ですが、見た目はあんまり。でも味はいいですよ。

菜園をやっていると、いつもいつも子どもたちの顔が浮かびます。根っこや芽のうちのダメージは成長に大きく影響するし、それ以前に土壌なんですよね。立派な実がなるかは。それが実りを決定する要因なのに、実の大きさばかりにとらわれてしまいがちな消費者。

へたれな実をみると、つい「おまえのせいじゃないよ」と愛おしくなってしまうのは、支援室の生徒を思いかべるから。でもおもしろかったのは、支援室に持っていったら「見た目が悪い」と敬遠されがちなこと。彼ら自身まだ外見で判断するんだなあ。

「食べてみたら美味しいよ」君たちと同じ。ユニークで濃いのになあ・・・ちょっと残念。

外見に惑わされる。若いってそうだなあ・・・とまた菜園で考え込むなっきーでした。

知の開花宣言!

今日はアトリエプシケーで「聴くこと」というタイトルでお話をしました。

ふぁすのアトリエって独特でしょ?きちんとノートにまとめようとするとかなり自分で整理しないといけません。基本的にゼミ形式で、資料の整った「○○セミナー」とは異なってます。

みんなが意見を出し合って、そのキーワードをなっきーが拾い、熟議の中からそのテーマの主題を搾り出す、という作業をみんなでしています。15名までのアトリエの人数はとても良い規模ですね。

今日もなっきーが頭の中に持っていた「伝えたい」と思うポイントを、皆さんが質問や意見としてあげてくれて参加者の熱意と聡明さに武者震いが出ました。

受容と共感・・・言葉では簡単ですが、自分自身の精神状態に左右される難しい作業です。他人に共感しつつも自分を適度に冷静に保つこと、これも言うは易し行うは難し。でも心がけていれば必ず身につきます。

そしてカウンセリングの教科書にはその前のステップとして書かれている「傾聴」こそ、できそうでできないことだと改めて実感しました。鸚鵡返しに聞き流しても相手は「わかってもらえた」と感じません。

言葉を聴き、その後ろにある感情を読み取るには、言葉の文字面よりも表情や行動をしっかりを見なければなりません。全身で集中して相手の全身を見守ることから、傾聴が始まるのだと知りました。

そして、もう一つ、面白いと気づいたこと。

それが、「言葉の外の言葉」。男性陣とのコミュニケーションに目からうろこ。言葉として言わないのは、「言いたくない」のか、「言えない」のか。「言いたくないけど気づいてほしい」のか「気づかれたくない」のか・・・むむむ、男心ってめんどくさい!という声も。

でもそんな視点を持つことで、言葉の外にあるメッセージや思いをつかみ、そこに添うという行動がとれると、100の言葉よりも暖かく優しい気持ちが伝わるのかもしれません。

皆さんの日常のコミュニケーションの中で、ふと気づきがまた訪れるかもしれません。

「あ、あの時あの人が言っていたのは、このことか」「ああ、こんな意味だったんだ」

ふぁすの学びやレターにはそんな後から発見することがたくさんあります。(「遅延効果」とか「後発効果」とか社会心理でも説明されてますが)人の意識の中に知識ではなく熟成された一連の流れ(スキーマともいいます)が突然花開く、知の開花の瞬間を、あなたもぜひ味わってください。

また次回のアトリエでお会いしましょうね。感想もお寄せください。

思春期の分岐点

小学校の卒業式に出て将来の夢を叫ぶ子どもたちを見ていて「無邪気でいいなあ」「よく考えてるなあ」と早くもキャリア教育の差が伺えました。元気一杯「プロ野球選手になりたい」「Jリーガーになります」という子を見ていて、一体何人のライバルがいて、何分の一か知ってて言っているのかなあと興味が湧きました。それを知っていて言える子は、それはそれで素晴らしいのですが、親子で話し合うことをしてるのでしょうか?

というのは、中学でさっそく将来への不安から歩けなくなる子が出てくるからなのです。小学校からアスリートを目指して親子で頑張ってきたけど・・・。

だいたい朝起きれない、から始まります。制服を着ても家から出られない、いわゆる不登校。親はあんなにスポーツもやってきたのになぜ?と焦ります。最初は友達とのトラブル、または教師の対応の悪さ(だいたい親も自信がありますから、学校の指導に意見を言います)それらをSCが聞き取りますが、トラブルと言ってもたいして何も出てこない。

一体なぜ?

かなり多いのです。このタイプの不登校。中1、中2で見られます。

その子は部活中心(最近は学外のクラブもあります)で生活していて、親もなんらかの参加をしている子がほとんど。つまり、心の奥底では自分なりに限界を感じてやめたいと思うのですが、事情が許さない。小学校終わり頃からその兆しは見えていて、本当は親も気づいていたりします。大事なときに熱が出るとか、気配はあったのですが、まだ言いくるめることができたのです。

そうしていよいよ自我の目覚めとともに、これまで無邪気に走ってきたアスリートの道を自分が将来、つまり一生走り続けることを体が拒否した姿、それがこのタイプの不登校です。

そんなときは、敢えて急がず、本人にしっかり考えてもらうことにします。私が休んでいいよ、という数少ないタイプの不登校。

毎日休んで家にこもられることがどんなに大変なことか、今まで先頭を走っていたつもりの親がショックを受け、自分の子=自分が否定されたような、いきなり弱者に突き落とされたような錯覚に陥る期間が必要です。

その時期の子どもは私から見ると本当に気の毒。自分が親を傷つけていることを百も承知でそれ以外できなくて、そうなっているのですから。「ごめん、僕、もう走れない。」「お父さんお願い、もう僕に期待しないで」「私ができない子でも好きでいてくれる?」この子たちの目に見えない叫びが聞こえる親御さんの子なら、大丈夫。

いつか自分の道を見つけたらまた元気に歩き出せます。

そんな事例をたくさんみて、わが子の分岐点にに立ち会います。幼児期から続けていたダンスをもう辞めてしまうのか、悩んでいる子。半年近く時間をあげました。「もったいないとは思う。」「でもやってもらうのじゃないから。」「自分で本当にやりたいと思ったらやりなさい。」

それに対して、「お金がないのでしょ?」「忙しくなるとしんどい」・・・数々の本音やいいわけが出てきました。それに答えてきました。

「お金はない。だからやってもらうことはできない。親の趣味じゃないから。でもあなたがやりたいと思うことにはなんとかお金は作りたいと思ってる。一生懸命やれないと思うならやめて欲しい。」

少し前にも書きましたが、親がいい学校にいって欲しくて、アスリートになって欲しくて、子どもを甘やかして「してもらう」状況になっていることがあるので、そこにしっかり線を引きます。親として子どもの自己実現に力を貸すけれど、親の自己実現ではないし、子どもが自分に責任を持って行動してもらう、そういう人になってもらうことが、教育の意味だから。

思春期に差し掛かり、悩んでいた彼は、自分でレオタードを準備して、スタジオに出かけていきました。あいにくの大雨。スタジオで姉と合流して一緒にレッスンを受け、夜の10時前に帰ってきました。

あまり多くは語りませんが、晴れ晴れした彼の表情を見て、一つ何かを越えた印象でした。

お薬に頼る前に

毎年言ってますが、疲れやすい時期に入りました。

今年は寒いなあと思っていたけど急に暑い日がやってきたりすると、みなさん体調や精神に変化があります。体が重いと感じる人と、イライラやぼんやりと精神状態にくる人と。

急激な気温や天気の変化は人間に生物としての影響をもたらすのです。

十分に睡眠をとること。食事をしっかりとること。それには無理なスケジュールを立てずに、しばらくは学校と家の生活を大事に送ってください。

お肉ばかりではなく、野菜も摂ることはもちろんですが、脳の成分となる植物性たんぱくや、エネルギーとなる糖分の補充も。

これらが保てれば機嫌のよい状態が続きます。機嫌って大事です。疲れている、顔色が悪い、眠れない、食事が摂れない、などの状態に陥る前に、休養と楽しみを。つまり心と体に栄養をたっぷりあげてくださいね!

寓話の象徴と中世社会学

ハーメルンの笛吹き男―伝説とその世界

今年も6月には恒例の「絵本フォーラム」が開かれると思いますが、ふぁすの絵本フリークたちがユングと結び合わせてゾクゾクスリルを楽しむグリム童話に「ハーメルンの笛吹き」という物語があります。

こだわり派のフリークたちは、数々出版される中にも絵本の挿絵家の絵柄にもうんちくを傾けこの画家の絵本が一番と論議するほど、物語は広く知られて童話としての作品数も多いようです。

ところが

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勉強して「いただく」のではない

とっても久しぶりに完全オフのお休みになったので、親友とこっそり酒盛りに。

そして服の入れ替えや散らかった物を片付けてまた休み明けの生活に備えます。人のお子さんの相談に時間を取られて自分は大丈夫かなあと時々心配になります。

自分の子だけ見てたらいいのならなんて簡単だろうと思いますが、それではわが子のためにもならないのだと冷静に言い聞かせて効率よく子どものフォローに当たっています。

自分の子の世話だけに一生懸命な親。自分の子にさえ一生懸命にならない親。

たくさんの親子を見ますが、どちらも気がかりです。

ふぁすに学びに来る人はどちらかというと前者が多く、かなりお話をしても、まだまだわが子しか見えてない印象の過保護な方が目立ちます。支援活動などに時間を割いてください。それが逆にわが子を育てる自立の時間となります。失敗を自分で克服することが学齢期以降には必要な自立心だと親が自らを律する必要があります。

一人ぐらしを始めた長男がGWに帰省し、食後に自分の食器を自然に洗ったり、身辺の整理を自然にしたり、早くも変化が見受けられました。親元にいたら言っても言ってもできない部分でもあります。数日自宅にいるとすぐに甘えてだれるので、早めに帰ってもらいました。

小中学生や高校生では、親が仕事を持つことで家事の協力をしたり自分で身辺の準備を促進されます。高校生なら弁当を作るとか夕食当番をするなど、自立の進んでいる子もかなりいるはず。

育児放棄とは別に子どもに自分で生活や学習の見通しを立てて行動してもらうような突き放し方を考えてみて欲しいと思います。

アトリエ「聴くということ」ご案内

筋肉痛がまだ痛みますが、今日はお天気が良いので菜園に出ました。そろそろ苺が赤くなってきました。ちょっと固くて酸っぱいけど、濃縮された濃い味が楽しいです。

さて今年は連休の合間に学校があるので連続したお休みになりませんでした。また明日はSCのお仕事。でもまたすぐお休み。

生活のペースがつかみにくいですね。しかし来週木曜日はふぁすのアトリエやりますよ。

アトリエ・プシケーは心の奥底や理論だけで説明のつかない人の心の不思議についてあれこれお題としています。プシケーはギリシャ語で「心」を意味し、Psychologyつまり心理学のサイコの語源にあたる言葉です。「アモールとプシケー」というギリシャ神話では、人間でありながら、アフロディーテ(ヴィーナス)の息子アモール(キューピッド)の妻になったプシケーの物語の本質が「心」にあることを教えてくれます。

LM(ラボラトリーメソッド)では応用社会心理学を体験学習する理論派好みのアトリエで、ママゼミはいわゆる「発達心理学」を「関係性」を主に考えるアトリエ。プシケーは心をもう少し曖昧な不思議なものとして捉えていますので、たまにちょっとオカルトに近い、ファンタジー体験をしてみたり、箱庭療法をかじってみたり、昔話からユングの深層心理を覗いてみたりと、人の無意識などに話題を広げて縦横無尽に楽しんでいるのです。

今回はプシケーの講座のなかでもふぁすの本領発揮な「カウンセリング」の基礎を少し垣間見て体験してもらうアトリエです。カウンセリングは理論も知識も必要な技術ですが、理屈では解決のできない「共感」「受容」という一体感をもっとも大切にして人を癒す聞き方。

家庭内でもできる「聞き方」を学ぶことで、ご近所・夫婦・親子など身近な人間関係の中でも、また友人との間でも暖かなつながりを築くことができます。

ぜひふぁすで一緒に勉強しましょう。12日10時より箕田公民館でお待ちしています。

SWAT登山トレーニング

110503_112801 昨日は本年度スタートしたネモクラブのトレーナーズチーム「SWAT」隊の登山トレーニングでした。お勉強ができて先生の言うことを聴くだけの良い子と、真面目に働くだけの親の家庭が目標や生きる意味を失って、失速するのを相談の中で見ます。

110503_124402 生きる力にあふれ、喜びも悲しみも苦しみも十分に味わいながらも仲間と元気に育っていって欲しいと願い、ちょっと不器用系の子の家庭も含めてネモクラブを運営していますが、リーダーシップをとる二世も育ってきたので、まずは自分たちの限界を知り、結束を固めて人の役に立てる人間を作ろうと、今年からトレーナーのためのトレーニングを始めました。

その幕開けが登山トレーニング。

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家族というグループの成長

2011512 象徴としての熱気球は、まさにネモ精神そのもの。

おおげさな装置も要らない。身の回りにあるもので、みんなが力を出し合うことで、夢が形になり浮かび上がる。

目に見える希望としての遊びは、そこにいる仲間を「目的」で統一し、意識を可視化した一体感として完成させている。

毎度ながらバルタン先生の素晴らしい指導があり、それぞれの家族の献身的な支えがあり、今日もネモクラブ・ぷちネモの一日が終わりました。

高校生から2歳児までが一緒になって遊べる時間と空間を作ってくださったメンバー・スタッフの皆さんに心から感謝申し上げます。

心豊かな子どもの育ちだけではないんですね。家族そのものが成長していく。本当に奇跡のような場所です。大事にしていきましょう!

今年も秘密の集まり?

110430_213802_2 今年もとある場所に集まり、密かに鍋を囲んでいます。秘密結社の密会のはずなのに、A小学校のH先生に出くわし、まずい!

「き、今日は秘密結社の集まりです。あ、言ってもた」

ほかほかのキムチ鍋とお酒を飲んでたら・・雨・・・やっぱり明日は雨のようですね。ネモの打ち合わせも進みます。

雨も自然・・・いつものバルタンさんの言葉。雨だれの優しいリズムを聞いてたら、いつの間にか、眠ってました。

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