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学校運営協議会

SMAP支援をしている学校の「学校運営協議会」の委員に委嘱されて、本年度の会議に参加した。保護司や補導員、主任児童委員さんら、生徒の問題を見守る方や、PTAや自治会という地域の長老からなる会議で、学校として抱える課題を地域ぐるみで考える組織がH16年度から立ち上がったという、その会議にSCとして、また支援室の運営企画者として参加させてもらったらしい。

学校の地域特性から産まれる課題を知り尽くした委員にとって、SMAP支援の対象者はいずれも名前を聞いたことのある生徒ばかりであろうと紹介する。彼らが警察や青少年課とのやりとりに浮かんでいたことを考えると、現在毎日登校して過ごしていることは喜ばしいことだと理解していただく。

単に部屋に入れているだけでなく、一人ひとりに個別の支援計画を立ててそれに基づいた支援を行っていると説明をすると安心していただけた。本人の特性以外の家庭環境の要因を知り尽くしている人たちにとっては、「生徒よりもまずその親」と頭を痛めておられる。それは社会教育委員の会議でも出ていた。社会教育委員は自治会長やPTA会長などを歴任された市町の代表なので同じ職種の人たちだ。

SMAP支援員の親世代の長老たちから見たら、我々支援員とて目の痛いところが多々あろうというような世代。親子で反発してくる現代の家庭に、一昔前の正論は通じない。説教してもせせら笑われているという。

多様な価値観が横行する現代社会では、常識は通用しない。それでも彼らと心を通じ合わせる何かがあり、SMAPはそれを知っている。それを言葉で説明するのは難しいが、敢えて言えば「ぬくもり」かなと思う。

コンビニでおにぎりなどいくらでも買える。親もお金はくれるだろう。でも彼らが求めるのは朝から握ってきた、まだほの温かいおにぎりなんだろうと思う。

お茶だって自分でいれて飲めばよいと思うだろうが、入れてもらったお茶が欲しいのだ。「お茶ちょうだい」「はい、どうぞ」という関わりに飢えた子どもたちだ。

今も昔もたまり場がある。なぜ溜まるかと言うと、そこに行けば何か食べられ温かい会話があるからだと、私は考えた。しかしリスクもある溜まり場だから、私は自らがその溜まり場になろうと思ったわけだ。

「ここにおいで。ここなら悪い仲間から切れるよ。携帯は取り上げられてるって言って、出なければいい。」

そう勧めたら、考えてうなずいていた。溜まり場を散らすだけでは意味がないとその「場」の意味を利用したのが、現在の支援室というわけだ。

残念ながらそこから教室に戻れることは少ないのだが、少なくとも外で悪い仲間に引きずられることはなく、教員や支援員と良質な世間話や、ちょい悪なふざけ話をして、中学生として落ち着いていく彼らを見ていれば、見守り関係者も安心してくださるわけだ。

おそらくこの方法は広がっていくだろう。ノウハウが構築されつつある。

ただしSMAP支援員やふぁすのメンバーは、この取り組みが実は私が携わっている社会教育委員の「学校支援」の取り組みであるということ、つまり大元で協議している側の人間だということを知っている。そう三重県社会教育委員の仕事の末端現場なのだ。

SCとふぁすと社会教育委員の3つのわらじが、しっかりつながったわけだ。学校・家庭・地域・・・でしょ?

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