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SMAP支援活動の振り返り

昨日はふぁすのアトリエアドバンスとしてSMAP支援研修会を行いました。昨年の9月開室した中学校の支援室システム。不登校傾向のおとなしい子だけでなく、居場所を家庭に持てない非行系の生徒も預かることになり、ちょうど一年前の今頃から夏中をかけて準備をしての開室でしたが、いざ始まると生徒の数が増える一方で、一日おきとはいえ、関わりに追われるように流れてきました。

一旦来室すると、誰もが自分のペースで通ってくるようになる支援室は、どの子も「居心地がいい」と言います。部屋の作りだけでなく、在室する支援ボランティアスタッフの、「関わり」を求めて、生徒達が集まってくることが確かめられました。

開室前からずっとある程度定期的に研修を重ねて、生徒の対応や支援員自身の整理をしてきました。

何も理由がない子はいません。本人の資質か家庭の環境か、いくつかが積み重なって学齢期に集団での教育活動が苦しくなる生徒達。多くは不登校という形をとって学校に姿を見せなかったけれど、彼らのペースを考えて関われば、学校に本当は来たいものなのだ、ということがわかりました。

発達障害、知的障害、人格障害・・・名前をつけて分類することはどんな心理士にもできますが、本当に最後まで関わることになるのは担任や生徒指導、相談担当の先生です。「見立てはわかったから、どうしたら善いか教えてほしい」親も現場の先生も口をそろえて言います。それに具体的に応える「モデル支援」として実際にやって見せているのが、現在の支援室。もちろん集団教育基本の学校のなかでは限界があるのですが。

なっきーの分身、と紹介されて頑張ってくれているスタッフの優しさと強さを心から感謝・尊敬します。

必ず自分の家庭に返ってくる学びがある、ということでボランティア研修としての支援現場をふぁすは受け持つことになったのですが、中には教師や親が「目の前に居て欲しくない」と感じてしまうほど関係性に障害を抱える生徒がいるのが事実です。

差別ではなく、「こういう生き物なのだ」と理解しなければこちらが傷つけられる、という対象と関わることは、プロしか無理です。

お金をもらう、という意味のプロではなく、「人と関わる」プロ、という意味で、SMAP支援員はプロフェッショナルな仕事をしているのだと最近考えるようになりました。

一方でその責任者である私は、支援員を守るのが義務です。

ただ戦うのではなく、私自身が先頭に立って関わり、(一番損をしているであろう、哀れな)子どもとの温かい関係を築かなければと、自分を厳しく戒めているところです。

正念場だなあと実感しています。

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