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義務と権利で育つか?

最近は権利ばかり主張して、自分の責任を考えないと小言をもらう。親からしてそうだから、子どもは当たり前。

では親が義務を果たして子どもにもそれを教えれば、うまくいくのだろうか?

大人になると厳しいことばかり。中学生になったら甘えててはいけない。と厳しい人生訓を持っておられる保護者と話すと、自分がとんだお気楽な人間に思えて申し訳なくなる。でも待って、そんな立派な保護者でも子どもが学校行けなくなってたりするのはなぜ?

子どもは来るべき大人への希望がまったく持てない。今でも必死なのに、これから大人になったら一瞬たりとも油断できない。義務と責任を常に考え、権利はしっかり主張して戦う・・・。

そんな人生楽しいの?なんてその家では考えることも許されないのでしょうね。人生を楽しむなんてとんでもない!

じゃあ、大人になるのはできるだけ先延ばしにしておこう・・・子どものつぶやきが聞こえてきます。

「うわあ、職員室だけ涼しい!ずっるいよ。」と叫ぶ生徒に向かって

「早くおとなになりな~」と余裕で応える先生は子どもにも大人になる希望をささやかに持たせてくれる。私は子どもより大人のほうが素晴らしいとたくさん教えてあげたい。

義務と責任を教えない親は論外で、子どもは他人に相手にされないが、それだけでも窒息してしまうのはなぜだろう。

生活をサンドイッチに見立てると(!)パンが義務、ハムが権利と考えよう。確かにそれがなければなりたたない。だが、マヨネーズやバターにあたる接着剤がなければばらばらになってしまう。

その触媒にあたるのは、何だろうか?

私は「希望」や「喜び」、つまり「楽しみ」の部分だと思っている。

子どもを「飼育」と「管理」で育てた人がいた。ご自身は日本を代表する超有名大学の卒業者でエリートだった。自分の学業は英語辞書のすべてのページにラインを引いて書き写して暗記するという徹底した自己管理能力の賜物であり、それを駆使して子どもを育てようとした。子どもは親のルールに従わなかったら、決めたとおり外で一時間立たされた。

「クリスマスプレゼントなくてもいいから、学校休ませて」と言ったからプレゼントはなし・・・とうとう子どもは精神病院に入院になってしまった。という事例を本で読んだ。

子どもは管理されても人間として育たない。クリスマスプレゼントは要らないから、それくらい学校が苦しいということを、子どもがわかって欲しくても、それが「甘い」と考えてしまえば、子どもは潰れてしまう。

大人はこっそり自分の息抜きをしているのに、子どもにはそれを許さない親が意外と多い。子どもが潰れないよう、たっぷり水とお日様の光を当ててやって欲しいと願う。

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