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祭りの精神衛生的意義

今年も夏祭りの先頭を切って、箕田の虫送りが始まります。考えてみると虫送り以降、石取り、花火大会から盆踊りへと夏のイベントが続くのですが、梅雨明けをはらはら待ちわびながら、なぜ、毎年この時期にやるんだろう?と考えてみました。

田んぼの虫を集めてあの世に「送る」虫送りは、半農半魚(こんな言葉があるのかしらないけど)の村では、確かに大切な害虫対策だったのでしょう。蛍がでるくらいの時期ですから、害虫も繁殖する季節。一つは農業政策として効果があり、漁村としては台風シーズンの前に、字毎の結束を固めるためのイベントとしての社会的な目的があったのでしょう。(箕田の虫送りは漁村部の下箕田に限られているところから、穀倉地帯である町全域の祭りとしてということでは説明がつかない)

というのは社会学的な見方で、精神衛生学的に考えると、更に納得いく答えが見つかりました。

梅雨時期はイライラしやすい季節です。荒っぽい漁師さんの村では、一週間に渡り、酒を飲み、太鼓を叩き、笛を吹き続ける(もちろん昼間はお仕事)と、疲れ切って、一年分の元気を使い果たしている感じ。

太鼓はシンプルなリズムで、笛のメロディも難しくはありません。技巧に凝るような質のものではなく、アフリカやアメリカの先住民族の祭りに近い、単純明快な節まわしが、延々と続くところから、知性には頼るところは少ないので、瞬発力と持続力という単純スポーツに近い祭りであることがわかります。

自治会長さんが「わが村には非行が少ない。祭りが防止している。」と胸を張りますが、まさしく正解。おそらく、祭りの直前まで危うかったようなDVや非行傾向が、祭りで完全燃焼するのでしょう。

私も試しに2時間ほど練習で笛を吹いてみましたが、なるほど、複式呼吸のエアロビクス。女性にもお勧め。最初の20分ほどで疲れてくるので、いまどきの女子学生はすぐに携帯で遊び始めますが、頑張って続けているとアドレナリンの分泌が起きて、いわゆる「ランナーズハイ」を体感して延々と吹き続けることができます。(帰宅してもしばらく寝付けないほど、精神的には高揚していました。)

精神衛生上、こうした祭りは非常に大切なものだったのだと、改めて知りました。青少年の健全育成や社会技能向上に、村ごとの祭りの復活を!と講演でもお話しようとは、思いますが、ここからは社会教育上の問題・・・つまり世代間交流の問題が。

思春期に達した少年少女を大人が正しく上手に導くことが難しいのです。それはふぁすの研究のとおり、すでにそれまでの関係が良くないから。

またこの問題は時間があれば考えてみたいと思います。

祭りのない地域では・・・ま、カラオケパーティかな?代用療法として。支援室の子どもたちをカラオケに引率する方法を模索中。

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コメント

今年も熱い夜が幕を閉じましたね。まさに、”完全燃焼”でした。

支援室の生徒が、サンドバックや仲間相手にエキサイトしてくるのを見ると、虫送りで太鼓叩かせてあげたいなぁ…とよく思っていました。
でも現状ではそれを実現する術はなく、実は複雑な祭り事情?!なども考えると、どうしても枷が多いと感じました。

なんとかできる方法で…カラオケ連れて行ってあげられるといいですね。私も燃焼したばっかりですが、カラオケは行きたい!この時期は色々な方法を駆使して、何度かエネルギーを放出しないといけないのかも知れません?!

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