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2011年11月

子どもの権利って?

社会教育の会議で年配の委員さんからこんな話が出ました。

先日子どもの権利に関するイベントに声を掛けられて行ってみた。子どもの権利を三重県が制定したということで、その内容を聞いていたら、「隣の子が遊びに来て、帽子を取るように言うのも、子どもの権利を侵害する」という話に至って、関係者のなかで騒然となった。子どもに地域のみんなで躾けようと言っている社会教育の考えと、子どもの権利条例は相反する内容なのだろうか。

という問いかけでした。社会教育の全国大会の準備会の会議で、本年度開催された京都府の研究主題「『社会的親』の創出による『公共力』の醸成~見てみぬふりする社会から、おせっかいな社会~」という文字をみて、三重県大会の研究主題を考えていたときのことでした。

ちょっと思い切りのよい研究タイトルなので、おせっかいの是非はともかく、見てみぬふりしないで、みんなで口も手も出して、地域で子育てをしようじゃないか、という呼びかけと考えると、確かに、「家では帽子をとりなさい」と他人の子に躾けることは、子どもの権利を侵害するのか、由々しき問題です。

三重県健康福祉部が策定した子どもの権利条例の内容は、↓のようなもので、他人の子を躾けるか否かという問題ではないように見えます。

http://www.pref.mie.lg.jp/D1KODOMO/kodomom/jourei/jourei.htm

おそらく、この条例のベースには、私たちがSMAP支援で出会うような子どもたちを救いたいという願いがあるのだろうと思います。

中学生が下の兄弟の食事の世話や子守で学校に来られない状態になっていたり、両親が実際にはほとんど不在で、弁当どころか食事もコンビニで済ましていたり、親子で引きこもって学校や地域の人の訪問にも一切応じないとか、子どもの権利侵害な、厳密な意味での虐待例は数多くあります。

でも今の法律や福祉の仕組みでは、こういう家庭に他人がなすすべもなく、公的な機関も口が出せないのが現状なのです。

同じようなことは、青少年健全育成条例という条例でも言えます。前にブログで書きましたが、深夜に大人が子どもをカラオケに連れて行くことは、法律違反ではないけれど、青少年健全育成の観点から好ましいことではないから、県単位の法律みたいな役割を持つ、条例によって、規制しようというもの。

子どもの権利条例が成立したことによって、子どもが行きたいといえば学校に堂々と行けるようになるし、親は弁当を作らなくちゃいけなくなるのでしょうか・・・ね?一応そういうことを願って作られたと理解しましょう。

だから、いきなり他人の子を躾けたら本人が嫌がったらそれは虐待とかいう話ではないと思うのですね。

児童福祉の観点から見た子どもの権利条例と、社会教育が訴える「地域で子どもを育てよう」ということは、本来はギアの違いかな、という考えなのですが、いかがでしょう。

どうやら条例の説明の例がいまひとつ、正しくないような気がしてきました。子どものしたいことを無制限に許可することが子どもの権利、ではないと、私は考えています。

SC雑感

今週は土日のネモから休みなく、FISTと社会教育の会議で毎日夕方まで働いています。お皿洗いと、往復の車の中で頭を整理する日が続いています。

ネモでくるくるスキュアーを作るとき、丸や四角の木片の中に、台形の木がありました。ふざけて中学生に台形の面積の公式を言わせていたら、小さい子どもたちがぽけーっと聞いているのを、大人たちが面白がってみていました。

くるくるスキュアーを作る金属棒はステンレスでしたが、それを曲げるにはそれ以上に硬く重い台座も必要で、あれこれ道具を作ってもってきてくれたテリーさんが数々の金属を見せてくれました。ちょうど期末テストの理科の範囲が金属だというので、熱心に実物に触れ、その重みを体感した息子。

同じように、木片の台形の公式(上底+下低×高さ÷2)の「割る2」の意味をこの木片で説明をしていたわけですが、子どもたちはみんな熱心に見つめていました。

私が目指す教育が、ここにあるのですね。教科書の上でだけの学習では、たとえ100点が取れても実生活でまったく使えません。触れた金属の重みや冷たさを実感して身につけていく、木片の台形の手触りから、算数とのつながりを話題のなかで自然に身につけていく、という学習がネモの活動には相当たくさんあるのです。

SCの中でこんなエピソードもありました。知的な偏りを懸念して受けた検査結果のアセスメントと保護者への説明を依頼されました。保護者と面談すると、「日記がかけない」とのこと。日常の生活をたずねると、休みの日も家にいて買い物に行くくらい。何もしていないことがわかりました。その子が日記を書けないのは、ただ書く内容がないのでしょ、というオチに。

知能のレベル以前に、私たちは家庭や学校で生活をしてそこから学んでいるのでしょうか?机の勉強だけに偏ってもある時期以降は伸びません。内申点に縛られる子どもたちもかわいそうですが、追い込む大人が多いことに胸が痛みます。

ネモの日がテスト前の土日だった我が家の子どもたちは、帰り道の車のなかで爆睡して、帰宅夕食の後、気合いれて勉強を始めました。集中して実につける学習が効果が大きいと感じました。

もうひとつ、小中学校で勉強の楽しさを知ってほしいと思います。なぜ勉強するのか、わからないまま高校受験に向かって、まるで牧場の牛や羊みたいに流されている子どもたちが哀れです。立ち止まる不登校のほうがむしろ長い人生には有意義と思います。自分を見つめる勇気さえない子どもたちは、高校以降、やはり伸びません。

でも反発して学習をやめてしまった子どもたちは、せいぜい服や化粧やゲーム、タレントの話しかすることがなく、暇をもてあましています。知性が飛躍的に伸びるこの時期に、知的好奇心を満たしてやると、知る楽しさから自然と机にも向かうようになるものです。それでもあまり良い成績が取れないとしたら・・・それが「実力」。

親が忘れ物を届けて点数をあげても、一生してはやれません。親掛かりでした進学先でいっそう負担が大きくなるばかり。まず、忘れ物をしないように身につけるしかないのです。

最近の面談では、「もしかして、大人の発達障害?」という不適応を目にします。大人の発達障害はかばってくれる人もなく経済活動から排除されて悲惨です。子どもが一人前になるまでに社会的な技能を身につけることが、よい成績よりも絶対優先です。

親は自分の子育ての結果を子どもの偏差値で求めたがりますが、それは子どものためになっているのでしょうか?

そんなことを考えながら車を走らせている毎日です。

ネモ例会報告

Pb270079 ネモクラブの皆さんお疲れ様でした。穏やかな初冬の一日をにぎやかに楽しく過ごしていただきましたか?

朝のあいさつや集合から始まって、みんなで作業、お父さん達による森の手入れ、そしてくるくるスキュアー作りとそれを使ったウインナー焼きや焼きマシュマロのパーティ。

最後にゴム鉄砲作りといつもながら盛りだくさんのメニューで目いっぱい遊びました。みんな日暮れまでにお家につけたでしょうか?子供たちはそれぞれにさまざまな体験を通して笑顔もお返事も元気になっていったように見えましたがいかがでしょう?

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基地の整備

Sh3l0426 地球外のバルタン星にももみじがあるので、美しい紅葉しています。今日は明日のネモ・プチネモ合同例会のツリーハウスつくりの準備のために、SWATチームが集まって、下刈りやハーブ園の土つくりをしました。

Sh3l0418 三人の中高生と大人たちで、草刈機や耕運機、鍬やレーキを使って下草を刈り、燃やしました。開拓とはこんなに大変なの?というくらい、石がごろごろ・・・みんなで苦労して耕しました。

Sh3l0423集めて燃やします。ごみもすっきり片付けたいので。

Sh3l0420 瓦礫の上に草生していた庭にこのとおり、菜園が完成。ブルーベリーを植えてもらってあったので、ここにラズベリーとイチゴを移植したり、いろいろなハーブ類を植えて、ネモの料理に使えるように育てる準備。

Sh3l0425 明日はこの小さな木立にいよいよ、どうやって木を渡してテラスを作るのか、あれこれ考えて作業です。

みなさん、10時集合です。お楽しみに。(SWATチームは準備のため、9時に集まってください)

人間関係を作るアトリエ

Sh3l0412_2 今日のアトリエを企画準備してくれたルーシーのお手製プレート。見やすかったですよね。アトリエは手作り工房。何を作るのって?人間関係。

プレゼンテーションやアサーションなど実生活で必要と思いながらもなかなか身に着ける機会がない人に、こうしてアトリエを作っています。

新しくこられた方や、親なびのご縁で講演依頼をいただける小学校のPTA役員さんがこられていつも以上にパワフルで満員御礼状態。

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阿弥陀様のお話・・・

Kyoutorakutou42 先週訪れた京都の禅林寺(通称永観堂)のパンフレットが手元にあり、心に残っているので、心の話として・・・。(写真はネット上で見つけたものをお借りしています)

永観は「ようかん」と読むそうですが、立派なお坊様がこの永観律師。一心不乱にお念仏を唱えて歩いていると未明のお寺で自分の前を歩く人の気配が。困惑して立ち止まっていると、少し先に歩いて立ち止まり振り返ったのは、阿弥陀様であったとか。「永観、遅し」と見返りなされた阿弥陀様のお姿がこのお寺に安置されているのです。ここで言う「遅し」は「遅いよ。早くしなさい。」という言葉ではないようです。現代語訳すると「大丈夫?」というイメージらしいですね。

そしてパンフレットでは、今の時代に我々に、立ち止まり、振り返って待ってあげる、という姿勢があるかと、問いかけられているのです。

先週は男らしさ女らしさも論じ合ったところなので、仏様のお姿の女性的な優しさも心に残っています。流れるような着物の線や静かな表情は、男性の仏が優しさをおび、それが包容力となって顕れているのかなと見つめていました。

戦いの神様とかは勇ましいですが、人を救う仏の姿は男であっても穏やかでじっと受止めてくれる、やっぱり両性具有なのかなあ。

深まる秋に、じっくりと物事を考える機会になりました。もちろん考えて行動することも大切。

アトリエへの案内補足

11月24日はアトリエママゼミ「児童虐待の正しい理解」として開催します。15名以上の参加者が見込めるため、いつものロの字の机配置でなく、カーペットの上に座っていただくことになりそうです。

だいぶ冷え込んできたので、お座布団やひざ掛けなどお持ちいただいても結構です。ノートを取られる方は、バインダーのような下敷きになるものをお持ちいただければと思います。

頻発する児童虐待の実態を知り、発生のメカニズムや心理状態、子供に及ぼす影響などをじっくり考えたいと思います。今月は児童虐待防止月間です。すぐお隣にあるような虐待を防ぎ、自分の心の中にも存在するかもしれない「魔」を見つめようではありませんか。

11月24日 10時~ 箕田公民館会議室 暖かくしてお越しください。時間が惜しいので予定時間に始めましょう。

日本の秋おすそわけ

Pap_0256 日本の秋をおすそ分けします。大事な休日。のんびり寝ていたいところですが、秋が去ってしまう前に、京都へ行ってきました。今回はふぁすではなく、プライベートな休日のレポート。

Pap_0251

お寺の黒い建物に映える紅葉がまぶしかったです。今年はなかなか秋が来なかったので、紅葉も複雑。その分、緑・黄緑・黄・オレンジ・赤と豊かな色彩で、ますます日本の秋。

Pap_0244 紅葉の季節はとてもマイカーで近づけないと聞き、○○パルックのバスツアーに、内輪の友人と娘で参加。鮮やかな紅葉に感激。美しい物を見ると癒されますね。

Pap_0248 京料理もついたコースで、おなかも満足しました。おしゃべりに、ウインドショッピングに、観光。気分転換しましたので、また頑張って働きます!

くるくるプリキュア・・・ではない

Pap_0211 ネモクラブで登山の予定が、大雨のため予定を変更しました。来週ツリーハウス製作に取り掛かるための準備会として、クラフトの試作を行いました。

Pap_0220 焼きマシュマロやバーベキューが楽しめる「クルクルスキュアー」を雑誌で見たスナフキンが材料を持ってきてくれたので、さっそくSWAT男性陣で試作。アルミかステンレスかスティールかと、素材からこだわる、技術者たち。なっきーは「くるくるプリキュア?」と、ぼけてましたが。

さらには、それを作るための

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ママゼミ「児童虐待の正しい理解」案内

今日はアトリエアドバンスとして「WISC-Ⅲの採点集計から評価まで」を解説しました。一ヶ月以上がたち、方々の小中学校へお邪魔して検査を実施して、検査結果と聞き取りや観察から導かれた総合的なアセスメントをお返しすると言う仕組みなので、その検査集計を正確に行い、アセスメントを早くたてるために研修を積んでいます。

これはプロフェッショナルな専門分野の研修ですが、来週はまた通常のアトリエを行います。今回はママゼミとして「児童虐待の正しい理解」というタイトルで、児童虐待について勉強会をします。ここ最近も少なくない数の報道がされています。

それを調べてみようという企画スタッフの意気込みを嬉しくうかがっているところです。会員の皆さんには開催案内が配信されていると思います。児童虐待防止月間でもあり、気になる話題でもあるので、参加者が多めではと想定していましたが、15名を超えそうですので、会議机がだせないかもしれません。バインダーなど下敷きになるものを用意いただいて、お聞きいただくことになるかもしれません。

虐待防止のキャンペーンは全国的に開催されています。ふぁすは勢いに流されずに、じっくり考えるアトリエを企画しました。

関心のある方はお誘い合わせの上ご参加ください。

facemail2nd@gmail.com までお知らせいただけると資料などを準備致します。

11月24日木曜日 10時~12時 箕田公民館会議室

学校で使えるアセスメント

学校臨床としてSCも7年になる。病院ともつながって仕事をしてきたが、学校で使えるアセスメントをいつも書き直してきた。精神医療や心理学の専門用語を学校教育の現場に翻訳する仕事と言ってもいいかもしれない。

教員は忙しいので、「こんなことをしてください」と言えばすぐにでもしてくれるが、じっくり考えてコンサルテーションする人がいないと日々に流されてしまう。

とくに特別な支援が必要と思われる子は、集団からはみ出してしまったり不登校傾向になるので、教員には負担が大きい。

それこそ教員の腕の見せどころ、と向かい合ってくれる先生ばかりなら良いが、それでも何をどうすれば良いのか、正直ピンポイントの助言が欲しいという、ニーズにお応えして、秋から実働を始めたふぁすのFIST。FISTには「げんこつ」という英語の意味もあるらしいけど、Face  Intelligence Scale Tester と言えば、「まんまやんか」と笑われそう。

しかし、ありそうでなかったらしいです。学校臨床発達検査チーム。

今日は流れがつかめてきたところで打ち合わせを行い、調整や確認をしました。コーディネーターもふぁす側、市教委側それぞれにいて、学校との調整とふぁすのスタッフの調整をすり合わせると言う難易度の高いコーディネートをしてもらっている。

それで、手違いがでないのだからすごい。

知能検査の専門的視点から、学校や家庭でできる取り組みを提言するこのシステムが成功すると、学校で困った子、というのが減る。親も先生も喜ぶけれど、なにより一番良いのは本人にとって。

何ができるのか、何は追い込んではいけないのか、今言えること、今言えないこと、それを整理するのがFISTのお仕事。学校で使えるアセスメントを心がけている。

最近立ち上がってきた仕事なので、SCの合間を縫っての打ち合わせだった。それまでSCとして勤務していたし、終わったらすぐに病院へ。精神科のドクターを尋ね、生徒のための支援会議の日程調整を頼まれる。学校へ持ち帰って伝えなければいけない。

誰かが動くことで解決することも多い。まず身体を動かして、頭を下げる。にっこり笑う。心理職の最低必要な資質だと思う。

「ふぁみーゆ」出展(予告)

S_c9428b6ebb5742f32e80b6f3c44566905 年明け1月14日・15日(土日)に津市のメッセウイング・みえで、「子育て応援!わくわくフェスタ」が開催されます。

三重県こども未来室主催で毎年開かれる一大イベント。今年はふぁすも参加しようと考えています。これまで、箕田公民館や子どもの権利フォーラムのイベントで出してきた「キャラメルポップコーン」の製造販売を考えているのですが、大事なのは子どもたちが考えて取り組むことなので、手配もまだこれから。「そのつもりだったけど、レンタル不可能!どうする?」というところからが、ふぁすの「ふぁみーゆ」の学びだからです。

写真は2年半まえの箕田公民館ホールで開催された春祭りの出店の様子。今大学で自立生活を送っているふぁすレターライターのSHOも2年前はこんな社会体験してましたよ。

人生って想定外の連続。賢い(と思っている)母親に万事調整されて生きてきた子どもたちが社会に出て「想定外」な出来事に混乱したり、困ってお母さん連れてきたり、あげくの果てには「大学に遅刻しないよう子どもを起こすサービス」まで要求しちゃう時代に、精神的にタフな子どもを育てたい本当に賢いお母さん、必見の「ソーシャルスキルトレーニング」ですよ。失敗を笑いながらばんかいしていく体験を、ふぁすで身に着けてほしいと願うなら、ぜひ親子で参加くださいね。

何ができるのか、何ができるつもりだったのか、何ができなかったのか、何ができるようになりたいのか・・・子どもだけさせるのでなく、それを見守りながら母親自身が「促進者」として学ぶことがふぁすのふぁすたる所以です。

ぜひ積極的に手をあげてください。

これから企画始動します。

プシケー「心の中の男らしさ女らしさ」

Imgp2092 知恵の女神アテナの彫刻の写真を一緒に見ました。私たちが知らず知らずにイメージとして取り込んでいる男らしさや女らしさを、じっくり考えてみるアトリエでした。

世間一般のイメージと食い違う自分の中の「男らしさ・女らしさ」に戸惑い、マッピングに苦労する常連さんたち。「忍耐力」という強さは、女性にも男性にも必要であり、「包容力」も性別に関係なく「やさしさ」である・・・それじゃあ、男らしさって何なんだろう??

古代のジェンダーの象徴である、神話の姿から、すでにそんな意識は存在していたことがわかる。

Imgp2200 知恵の女神アテナ(ミネルバ)の彫刻は以外にもたくましく理知的だ。なのになぜ女性?ビーナスと違うのは体の線だけかな?

日本の古代の女神「天照大神」の描かれ方は、どちらかというと優雅な物腰。

日本の物語に現れる山姥と、西洋の魔女。どちらも恐ろしくパワーのある母性。話は広がり深まり、個人のイメージへの回帰となり・・・。

ああ、いつものアトリエが戻ってきましたね。ちっともすっきりしないけど、自分のなかのブラックホールの存在に気が付いたようです。当たり前と思ってきたことが当たり前でないのかもしれない・・・アトリエ後の後味は、まさに「無知の知」のショックなんですね。

今日ももやもや帰るのか・・・ごめんなさい。「わかったつもり」のおばさんにだけはならないためのふぁすのアトリエなんですよ。

Imgp2196 プシケーの由来となったギリシャ神話「アモールとプシケー」の油絵も紹介致しました。

男性像の方では、象徴されるモデルとして韓流スターの写真がでてきて、賛否両論で会場騒然?これは引き続きやらねば。やはりふぁすは、アトリエに始まりアトリエで終わるのですね。またお会いしましょう。

失敗できる教室「アトリエ」

Rd1rtkj0ghoe 寒くなってきました。季節の変化が見えにくい最近の天候で、菜園の野菜も困惑気味?ではありますが、冷えてくるとこんな風に大根さんも太ってきます。

力強く土にひび割れを起こす勢いで肥えるんですね。畑からいつも教えてもらっているなっきーです。

いつも年度の後半は、ふぁすはイベントで押してきた前期を振り返りながら、自分たちがどうあるべきか、自分自身はふぁすで何をして行きたいのかをじっくり考えるのですが、大根が土の中で太り始める季節になると、「ああ、私と同じ。」と思います。地下にうまみを蓄える季節になっているので、行動から思考へと深まっていく人のセンチメンタルな感情も、実は自然の摂理にかなっているのだなあと。

時々「冬篭り」になっちゃう人もいるのですが、できれば社会性のある人間としては人とつながって生きていたいもの。そういう点でも植物のほうが人に近い感じがします。

しっかり耕して栄養のある土壌かどうか、いよいよ試されているということでもあります。

アトリエ活動や対外的なセミナー、イベントを通して、私たち一人ひとりが学びながら成長しています。

昨日知能検査チームFISTでお邪魔した小学校の教室に、「教室は間違うところだ。間違えていいんだ。大きい声で手を上げていっぱい間違いをしよう。」というような詩の張り紙があって、感心していました。失敗を恐れないでチャレンジできる教室ってありそうでなくなってきてます。

私は前にちょっと調査をしました。GTAという方法でインタビューから似た発言を集め、それをグループ化して概念として取り出すという方法ですが、一人20分くらいのインタビューを10人程度の別室登校の生徒に行って、そこから取り出した概念は、なんと「教室は土俵」という感覚。勝負するところなんだということがわかりました。もちろんホームであると感じている生徒は教室にいられるのでしょう。

教室を土俵と感じてしまう生徒の背景にあることを整理して、力をつけてあげなければと学びましたが、この小学校では「練習土俵だから、負けてもいい」と安心させてくれる言葉がかけられているわけで、素晴らしいと思いました。

おなじことが大人になると、ますます失敗できる場所がなくなってしまうために、親子で自信のない生活をしている人がどれほどいるでしょう。ふぁすのアトリエでは、まさに、失敗を体験できる教室と位置づけて、たくさんのチャレンジをしてもらいます。

今日も10時からアトリエプシケーを若手のスタッフが企画・立案・運営という勉強しながら開催してくれます。レポートはまた明日お届けします。

それから午後は、この大根さんのように地下に力を蓄えるミーティングをしっかり。耕しの作業かな。一日になりますががんばりましょう。

手をつなぐ鈴鹿の仲間たち

昨日は鈴鹿子ども支援ネットワークの事前研修に声をかけていただき、教育相談現場から見えている最新の課題をお話させていただきました。

子どもサポート鈴鹿さんが呼びかけ人で、鈴鹿友の会さんやSASさんのスタッフの方々に加えて、鈴鹿市からも子育て支援センターのコーディネーターさんや子育て支援課、教育研究所などネットワークを構成する行政職員の方も参加いただきました。

市のセミナーや学校のPTA講演会でふぁすが発信する「支援者を育てよう」という声かけをここでも伝えました。

もちろん昨日の研修会はもともと支援者研修なので、そういう人たちの悩みを共有し、課題を解決する方法などを話し合うためのネタふりとしての講演です。ですので、方々で使っているおなじみのスライドから、エリクソンの段階発達の表やマズローの自己実現ピラミッドの解説もしました。

頭でお勉強するだけではだめだと、子サポの嶋さん。確かに頭でっかちな理屈だけでは何の役にも立ちません。支援者たちはそれぞれの現場で体験することを整理して自分に取り込み、課題を解決する力をもたなくてはいけないので、正しい知識がとても大事です。

「そういうことだったのか」とうなずいていただくことが、やはり多かった支援者研修。少しでもお役に立てたら幸せですね。

グループを超えて、子どもたちの健やかな毎日のために手を取り合う鈴鹿の仲間たち。呼びかけてくださった子サポさんや、駆けつけてつながってくださる方々に改めて感謝申し上げます。12月11日ジェフリーすずかでのイベントもよろしくお願いします。

これからを見つめる

11月になって「児童虐待防止月間」のキャンペーンをニュースで聞くようになりました。ふぁすの予防教育は年中それのためにやっているので、11月だから殊更キャンペーン・・・というのがなじめないのですが、スタッフが「せっかくだから『虐待防止』的なプログラムをやってはどうか」と言ってくれて、なるほど~外から見たらそうだなぁと考えて、11月24日にはアトリエママゼミでは、虐待のことを勉強することにしました。

ただふぁすらしく、虐待について正しい理解をしようというもの。そして発生件数としては見えにくいものの、グレーになってわかりにくい、「精神的虐待」の部分に重きを置いて考えてみようと思っています。

ふぁすのアトリエに足を運ぶ仲間は、どちらかというとじっくり考えたいタイプの人が多いので、「虐待防止月間だ!何かイベントを!」という人はたぶんよそのグループに行ってらっしゃるのではと思うので、本当に子どもにとって苦しい状況とはどういうことなのか。もちろん目の当たりにする虐待のさまざまな事象について紹介したりしますが、一人ひとりの行動基準が変化するような学びになればと願っています。

なっきーに言わせると、そうやって根付いていかないと、簡単に減らせないということです。いつも言うように、標準レベルを底上げするために、まずは元気があって頭の良い仲間が正しく学んでもらい、しっかりと考えて行動してもらいたいのです。みんなが私と同じように、私以上の能力を持っていることを自覚して、積極的に主体的に動いてもらいたいのです。その人がふぁすを卒業して自分のフィールドを広げてもらいたいし、一緒に活動してくれたらさらに心強いと願っています。

セミナーに足を運ばれた時点で、自分にはそういう素質があると気づいてもらえたら、さらに学びを深めて一緒に動きましょう。

さらに今年度の後半に入ったので、スタッフはミーティングの中で、ただ付いていくのでなく、自分自身がスタッフとして何ができるかを考えて臨んでほしいと思います。やりたいことを実現できるチャンスがあるということは、それを責任もって遂行する行動力と判断力と責任感が求められますが、それはチームで支えあい誰か一人に負担がいかないよう、考えて勧めているのがふぁすのチーム制。関心のある方はぜひ覗きに来てください。

今週10日木曜日は久々に箕田公民館で10時から開催。アトリエ・プシケー「心の中の男らしさ女らしさ」に続き12時からスタッフミーティングです。スタッフはおにぎりも忘れずに?

支援室支援

特別な支援が必要な生徒のための、支援室を開設して、一年以上が経ちました。この支援室は、いわゆる特別支援学級とは異なり、勤務している学校独自のものです。特別支援学級ですと、教育委員会が審査する就学支援委員会で学籍の移籍が定められる文科省の制度にのっとった、正式な教育システムですが、勤務校の支援室は、不登校対策の「別室登校」の拡大版。基本的に担任は自分のクラスの先生であり、どうしても教室に入れない子が小集団で過ごす部屋です。

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つながっていこう。

親なびが終わってスタッフとしては一息。でもまた年明けに、今度はジェフリーさんとの協働で、委託セミナーが開催されますので、鈴鹿市報やふぁすのお知らせに注目くださいね。

反響はあったようで、これが次につながっていくという実感があります。いつも思うことですが、学校の相談現場でどんなに必死に頑張っても、直接解決や救済につながる実感は得にくいのが実情です。予防できて、仲間が増えていくことこそがやりがいになります。

もちろん相談からふぁすにつながってこられる方もあります。最悪の事態を避けられるよう、少しでも早く動いてもらえればと願う気持ちでご紹介させてもらっています。

知能検査チームFISTも忙しくなってきました。チームでお邪魔するので、待ち合わせたり、反省会したり、遊び仲間→勉強仲間→仕事仲間になって信頼関係だけはそのままに、意識が高まり、子供と過ごす毎日のなかで始めたふぁすから、こんな日々がやってくるとは想像以上の充実感。それも誰かのお役にたてそうで、それが自分の収入にもなるなんて・・・マズローの「自己実現」のピラミッド、きちんと上がれてる?感の仲間達。

育てていきましょう。

「心の中の男らしさ女らしさ」

今週は3日木曜日が文化の日祝日にあたりふぁすはお休みになります。

来週10日はアトリエプシケー「心の中の男らしさ女らしさ」というタイトルで、私たちが無意識に持っている男性像女性像、男らしさ女らしさについて考えてみたいと思います。

大きなセミナーが続いて緊張気味だったスタッフもメンバーも、少し元の公民館の会議室に落ち着いていつものアトリエをしましょう。

セミナーで知り合いになった新しい仲間も増えるかもしれません。期待しています。ぜひお越しください。連絡網に登録のない方はメールでお知らせください。体験可です。

ふぁすのオフィシャルアドレス facemail2nd@gmail.com

午後はスタッフミーティングがあります。スタッフ希望の方が覗いていただくのもありかも・・・。

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