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SC雑感

今週は土日のネモから休みなく、FISTと社会教育の会議で毎日夕方まで働いています。お皿洗いと、往復の車の中で頭を整理する日が続いています。

ネモでくるくるスキュアーを作るとき、丸や四角の木片の中に、台形の木がありました。ふざけて中学生に台形の面積の公式を言わせていたら、小さい子どもたちがぽけーっと聞いているのを、大人たちが面白がってみていました。

くるくるスキュアーを作る金属棒はステンレスでしたが、それを曲げるにはそれ以上に硬く重い台座も必要で、あれこれ道具を作ってもってきてくれたテリーさんが数々の金属を見せてくれました。ちょうど期末テストの理科の範囲が金属だというので、熱心に実物に触れ、その重みを体感した息子。

同じように、木片の台形の公式(上底+下低×高さ÷2)の「割る2」の意味をこの木片で説明をしていたわけですが、子どもたちはみんな熱心に見つめていました。

私が目指す教育が、ここにあるのですね。教科書の上でだけの学習では、たとえ100点が取れても実生活でまったく使えません。触れた金属の重みや冷たさを実感して身につけていく、木片の台形の手触りから、算数とのつながりを話題のなかで自然に身につけていく、という学習がネモの活動には相当たくさんあるのです。

SCの中でこんなエピソードもありました。知的な偏りを懸念して受けた検査結果のアセスメントと保護者への説明を依頼されました。保護者と面談すると、「日記がかけない」とのこと。日常の生活をたずねると、休みの日も家にいて買い物に行くくらい。何もしていないことがわかりました。その子が日記を書けないのは、ただ書く内容がないのでしょ、というオチに。

知能のレベル以前に、私たちは家庭や学校で生活をしてそこから学んでいるのでしょうか?机の勉強だけに偏ってもある時期以降は伸びません。内申点に縛られる子どもたちもかわいそうですが、追い込む大人が多いことに胸が痛みます。

ネモの日がテスト前の土日だった我が家の子どもたちは、帰り道の車のなかで爆睡して、帰宅夕食の後、気合いれて勉強を始めました。集中して実につける学習が効果が大きいと感じました。

もうひとつ、小中学校で勉強の楽しさを知ってほしいと思います。なぜ勉強するのか、わからないまま高校受験に向かって、まるで牧場の牛や羊みたいに流されている子どもたちが哀れです。立ち止まる不登校のほうがむしろ長い人生には有意義と思います。自分を見つめる勇気さえない子どもたちは、高校以降、やはり伸びません。

でも反発して学習をやめてしまった子どもたちは、せいぜい服や化粧やゲーム、タレントの話しかすることがなく、暇をもてあましています。知性が飛躍的に伸びるこの時期に、知的好奇心を満たしてやると、知る楽しさから自然と机にも向かうようになるものです。それでもあまり良い成績が取れないとしたら・・・それが「実力」。

親が忘れ物を届けて点数をあげても、一生してはやれません。親掛かりでした進学先でいっそう負担が大きくなるばかり。まず、忘れ物をしないように身につけるしかないのです。

最近の面談では、「もしかして、大人の発達障害?」という不適応を目にします。大人の発達障害はかばってくれる人もなく経済活動から排除されて悲惨です。子どもが一人前になるまでに社会的な技能を身につけることが、よい成績よりも絶対優先です。

親は自分の子育ての結果を子どもの偏差値で求めたがりますが、それは子どものためになっているのでしょうか?

そんなことを考えながら車を走らせている毎日です。

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