無料ブログはココログ

イベント情報

図書紹介

  • 図解でわかる心理学のすべて

« 第二回人間関係トレーニング | トップページ | 好評でした »

おかん、やかん

「おかーん、やかーん」と息子に言われた。

ストーブにやかんを置いてくれと頼んだら、やかんを載せながら。だじゃれで家事手伝いをしてくれる息子が帰省した。無事試験を終えて本人は凱旋のつもりか、意気揚々。

昨年の今頃、親も子もへとへとで身も心も疲労しきっていた。やっと進学先が決まったと思ったら、悲劇の大震災。震源からは遠いとはいえ、余震が伝わってくる関東で一人暮らしをはじめ、入学式も中止になり、一体どんな大学生活になるのかと不安だったが、どうにか流れ始め、体を壊さずそれなりに成果を収めて、一年次を終えて帰省した。

心から安堵しているのだろう。ゆっくり寝坊させてやりたいと、思うものの、こちらは年度末猛烈に忙しい。そこで、アルバイトも考えたが、彼に家政夫をしてもらうことにした。もちろんお金を払って。

いまどきの社会情勢。動ける学生バイトは、めちゃくちゃに使われて微々たる収入であろう。かといってカテキョ(家庭教師)などの柄でもないし短期しか滞在しない。慣れないバイトを無理して探さないで、最も需要の高い我が家の家事・炊事を、彼の慣れた手つきでやってもらえば、私はしっかり働ける、ということになった。

一人暮らしを楽しんでいた彼は家の中の散らかりようは目が痛いこともあって、即引き受けてくれた。

「今から帰る」「何作る?」「それを考えるのが君の仕事だろ」てな会話は、家政をアルバイトでやってもらう以上、仕方ない。働くとは厳しいのだ。

もちろんおかんだから、ぶつぶつ言いながらも帰宅して炊事を手伝う。一人でやるよりずっと楽だ。その延長が、冒頭のやりとり。

子育てのひとつの結果としてふぁすのブログで敢えて伝えるのは、親ばかなネタふりではない。

「結果」と「過程」はどちらも大事だ。私は決して「頑張ったらそれでいい」とは言えない。そんなに社会は甘くない。一人の人を育てていく上で、その子が結果を自ら出せる人に育てていくことがとても大事だ。しかし結果だけを求めていると、途中でうまくいかなくなる、という例を仕事上嫌というほど見せられてきた。

夕食後のんびりくつろいで、馬鹿話をしたり、「アパートだったら今頃何してるの?」と暮らしぶりを尋ねて彼の自立した生活を伺っている。もう少し料理のレパートリーを広げるためにも帰省中に家事炊事をしてもらうのは、自立の上でもよいことだろう。

友達がふいに尋ねてくることが週に数度。それに備えていつも部屋をきれいにしているという彼は、前にも言ったが小学校のとき、授業が終わると机に教材が積み重なり、給食の前には床に落ちますと先生からお叱りを受けた子どもだった。

子どもは成長する。それを促す努力はやっぱり必要だ。結果のための努力ではなく、努力の先に結果を想定するんだ。

さて、彼に任せて、今日もお仕事行ってきます。

« 第二回人間関係トレーニング | トップページ | 好評でした »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1019967/43943327

この記事へのトラックバック一覧です: おかん、やかん:

« 第二回人間関係トレーニング | トップページ | 好評でした »