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コンサルタント

週3日あるSCの仕事の合間に、FIST「発達検査」に行っている。学年の変わり目に、特別支援の移籍が必要かどうかの判定資料になるが、移籍をしない場合でも新年度からの指導の方法に何か手がかりがほしいと思われる熱心な先生から希望があって、伺うこともある。とても忙しい。

もちろんボランティアとはいえ、SMAP支援も対象者は気がかりの大きな子ばかりなので、スタッフから様子を聞き取りながら気を抜かずに見守っている。必要に応じて策を講じて、先生方に介入や面談をお願いしている。

FISTもSMAPも、心理側面の専門性を生かした「コンサルテーション」が業務となる。FISTは基本一度限り、学校巡回して検査と聞き取りを行い、アセスメントができたらそれを伝えて学校で生かしてもらう。

SMAPでは継続的に支援室の運営に携わり、生徒・教員・支援員への助言を行っている。支援員の後方で私自身はコンサルテーションを行っている。

学校で心理コンサルタントが必要かというと、一見あまり必要に見えないが、たとえば、深刻な虐待でデリケートな精神状態にある場合など、精神科の受診が必要かの診たてだけでなく、そういうケアに詳しい精神科でも専門性の高い(つまり効果が高い)病院を紹介するようになっている。

精神科という言葉は、「医者」が「飲食店」とすると、「精神科」は「イタリアン」という一つのカテゴリーを示しているだけで、イタ飯ならなんでも良い人と、いやいや地方や素材にこだわるという人がいるのと同じで、「精神疾患」と「発達障害」では専門性はまったく違うし、さらに子どもが対象となると、スペシャリストが限られてくる。

イタリヤンとミートソースの区別が付かない人は最近はいないだろうが、精神科というとなんでも怖い危ういイメージになってしまうところは、まだまだ一般的なのだろうか。

そこで、ワインにソムリエがいるように、こういう状態の人にはこんな病院、こんな人には適応指導教室、この人なら学校の支援室が、と案内をするのが、今の私の仕事だ。

かなりの信頼をいただいているが、責任は学校長にあるので、「生徒支援推進会議」を設けて、そこで決定するシステムを作ってもらっている。こういうのは、やはりコンサルタントというのだろうと思う。

専門的助言が必要なほど、多様な不適応が学校にはある。生徒自身の問題なのか、家庭環境の問題なのか、校内の問題なのか。いずれにしても教員に「精神科に行っては」とは言えないので、心理職が言う。どうせ言うなら、ここへどうぞという方が無駄がない。一人で迷うときには、心理職同士で助言をもらう。深刻なほど、つまり生命の危険が大きいほど、間違うことはできないので、専門性は求められる。

学校心理コンサルタント、必要な時代でしょ?

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