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いろんな卒業式

昨日は勤務校の卒業式でした。昨年は式典に出席させてもらいましたが、気がかりな子がいても出入りできない荘厳な雰囲気だったので、今年は裏方に徹したいと、敢えて列席はしませんでした。

先生方もよく理解くださり、私にはそれが仕事だというと、うなずいてくれました。

支援室通級生徒も立派に卒業証書授与式に臨んだ生徒が4人もいて、感激でしたが、それ以上に、「生徒指導上の理由で」入場できないであろう生徒のために、校門に出ました。案の定、顔見知りの女子生徒が、派手な服装(敢えてどんな服とは書きませんが)でやってきました。メイクもすごい力作で、一瞬誰かわからないほど。でもおしゃべりは至って無邪気で、「あんまり寝てないし、早く証書もらって帰りたい。」

どうやら、そっち系の伝統のコスチュームとして引き継いでいるらしく、継承者としての責任感でやっている印象。だって彼女は修学旅行行けたんだから、本当は堂々と授与式出られたはず。

彼女なりの義理でやっているのかなと本音の部分が伺えたとき、つっぱっている子の切なさも分かりました。もう一人合流してきた子も、彼女一人は可哀想という道義心を感じます。彼女達、人にはわからない強い義理人情の心持ってます。

なんとなく、嬉しそうに来ていないので、支援室での楽しかった関係と、外の世界のジレンマを感じてしまい、気の毒になった次第。職務上、彼女らを揶揄して冷たく扱う先生方の言葉を聴いて、可哀想になって、「綺麗にしてきたんだから、写真撮らない?」「撮る!」「後ろの授与式の看板入れよう」と、私と、お世話になった生徒指導の先生と4人で一緒にパチリ。

Tokkou 勝手にアップすると問題があるので、彼女の着ていた洋服の文字を見てもらいたいので加工してあげますね。表面的な理屈では見えてこない、彼女達だけの友情や、人間関係や、葛藤や青春の苦しみが、あったんですよ。しっかり添ってあげられたとはいえないけど、心配してたよ、元気でやってくんだよ。困ったらまたおいでよ、という気持ちです。いわなくても彼女達は感受性が人一倍強いから、分かってる。

私が学校側のしがらみで戸惑いながら立っていることもお見通しだし、何かできないかやきもきしていることもわかっているだろうから、言わないでただ立ってました。華やかな式じゃないけど、ここにも卒業式の一つの形があるんだから。

長期欠席で、授与式に出られない子を午後から学年団の先生に囲まれて校長先生から授与してもらう子もいます。

当たり前にクラスの子や先生と寄せ書きしたり写真に納まったりしている、「普通」の風景を、寂しい思いで見つめている生徒もいるのです。何が普通で、何が当たり前なんだろう。

人の心と扱う仕事をしていく上で、とても大きな体験でした。

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