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遊ぶ大切さ

Photo 昨日は日曜でしたが、県庁講堂でスクールカウンセラーの研修会があり、多くのSCさんが出席されていました。講師は東京大学学生相談センター所長倉光修先生。臨床現場の豊かな経験から、相談場面での向かい合い方などをしっとりと聞かせていただいて、改めて聞く立場の心構えを考えました。

その中で、「マズローの変形なんけど」とこんな図を示されました。人は下から積み上げるという点がマズローの自己実現ピラミッドと同じです。つまり、「生きる」ことができて、「遊ぶ」ができて、「学ぶ」ができて、「働く」ができるものなのだという、エリクソンとマズローを合わせた図で、とてもわかりやすいと感心しました。

実際の相談のなかで、うつ状態で死を考える人は、「生きる」ことも難しくなっている状態です。先生のお話の中でも、人はこうして積み上げてきたはずなのに、いつのまにか上の方ばかり重くなって、ごろりと倒れる、という説明でした。

そしてカウンセリングをしてくことで、もう一度このピラミッドを積みなおすわけです。

私が大事なので、皆さんにお伝えしたいと思うことは、2番目の、「遊ぶ」の大事さ。抑うつ状態の時には、心配なので、ゆっくり休ませるということをしてくれる回りの人々が、「休んだから、学びなさい、働きなさい」と復帰を望むのは、ワンステップ飛ばしてるよ、ということが言いたいのです。精神科のドクターもおっしゃいますが、少しよくなると、遊ぶ元気が出てくる。周りは、遊べるなら学校行け、働けというが、遊ぶって体力いるんですよ。遊んでまだ元気が残っているようになるまでは、学べ、働けとは言ってはいけません、と。

私もなかなかしゃっきりしない「うつ系」の人を見ると、焦る家族の気持ちがわかるのですが、そういうせっかちな環境が、この手の人を追い詰めてつぶしてしまうのです。

じゃあ、遊んでいいよと言ったら、いつまでも遊んでいるじゃない!という声も聞こえますが、それが、その人のキャパ。無理にさせても無理なんです・・・。

一部、例外を上げます。それは、前頭葉指令系統がつなぎかわる、思春期。楽に流れるばかりで、これはうつ病とは違う、という場合には、しっかり「指導」が必要。

中学校に「生徒指導」の先生がいるのは、まことに中学校らしいです。

それでも心理士がアセスメントして、「指導じゃ無理」という子には、ゆっくりと・・のペースにします。子どもが甘える!と言う判断、専門家でないと難しいかな。

一応、頭に、このピラミッドがあると、指導と支援が両方浮かぶのではありませんか?

ふぁすのネモクラブで言えば、健康群の中でも疲労している人々に、この「遊び」を充実させてリフレッシュしていると考えると、なぜか、ネモの後は大人も子どもも生き生きしていることの説明がつきますね。

人は十分休んで、十分遊んだら、学びたくなり働きたくなるものなのです。

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コメント

ご無沙汰しております。
久しぶりにブログをのぞかせていただいたら、またいいもの見つけてしまいました
「エリクソンとマズローを合わせた図」とても、深いですね。
日本人だからか、勤勉が美徳だと思いがちなところですが、心に留めておきたいと思います。

こんにちは。
お元気ですか。

今年も家庭教育学級、教育研修などでお話をしますし、今年は外国籍家庭向けの家庭教育学級のお話をしましたが、やはりどこでも関心もたれるのが、エリクソン。どこでも聞く機会がないらしくて、とても熱心にみなさん聴いてくださいます。
教員でも、納得される先生が多いので、ここを広めることって、とても求められているという実感です。

実際に子ども達も向かい合っていても自分自身も、これ、大事だなあと思いますよね。

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