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2012年11月

映画「隣る人」

鈴鹿子ども支援ネットワーク会議でお世話になっている、(特)こどもサポート鈴鹿が開催する映画上映会のご案内です。

児童養護施設のドキュメンタリー映画「隣る人」という映画の上映会があります。

平成25年2月2日(土)①14:00〜 ②19:00〜
会場:ジェフリーすずかホール
参加費:1000円  対象:中学生以上
主催:特定非営利活動法人 こどもサポート鈴鹿
申し込み・問い合わせ:(特)こどもサポート鈴鹿 059-383-1322

詳細については、こどもサポートにお問い合わせください。

映画のサイトはこちらです。

一生懸命遊びに行こう

昨日家族旅行の記事を書いたが、今朝の産経新聞で関連する記事を見つけたので紹介。以下新聞の記事全文。

「旅の思い出忘れてないよ」

親が思っている以上に、子供は旅の思い出を覚えているー。カーナビゲーションシステムを展開する富士通テンが全国の小学生の子供と親の計680人を調査したところ、旅先の思い出について、9割以上の子供が「覚えている」と回答したのに対し、半数以上の親が「子供は覚えていない」と回答したことが分かった。

旅先の思い出を「よく覚えている」と回答した子供は49.4%、「少し覚えている」と回答したのは42.1%、一方、子供が旅先の思い出を覚えていないことが「ある」と回答した親は7.4%、「時々ある」と回答した親は47.1%だった。

旅先での子供の知的好奇心の高さも明らかになった。8割近くの子供が「ドライブ先のことをもっと知りたい」と回答。行き先の地理や地名にも興味を抱いていることがわかった。

富士通テンが今年4月、インターネットで調査した。同社は「楽しいドライブは子供の知的好奇心を刺激する良いチャンスになる。」としている。

という記事。

さて、ここからなっきー的考察である。

調査法として、子供には「覚えていますか?」と質問して、親の方には「子供は忘れていますか?」と質問したのだとすると、回答結果はずれるので、多少カーナビの需要を狙った偏った調査なのかもしれない、と考慮しながらも、こう考える。

子供は自分が覚えていることを、親が期待しているように説明したりつなぎ合わせて話ができないだけで、忘れているわけではない。

適切に引き出し、つなぎ合わせる補助をすれば、子供への知的好奇心はさらに伸ばすことができる。

いつもアトリエやセミナーで話すとおり、子供の記憶力は幼児期以降飛躍的に伸びる。幼児の頃に連れ歩いた思い出を子供が覚えていないからといって、学童期以降に連れ歩かないというのは間違いであるということだ。さらに中高生になれば旅先の細かい表示展示の内容まで自分で読んで知識として蓄えていく。

さらに見てきたことを移動中に整理し話し合うことで、歴史や科学の考察が深まっていく。

旅にはいろいろあるので、時にはあまり考えないで、のんびり温泉につかるとかおいしいものを食べるという旅行があっても良いが、子供の社会的学習の場に使わないのは惜しい。一緒に出かけられるならば学校以外の学びの場を塾や部活だけでなく、家族が楽しみながらすることをお勧めしたい。大事なのは、親が知っていることを教えるよりも、知らなかったことを一緒に知ることで感動を共有することだろう。

デパートやテーマパークでお金を使って遊ぶことにも意味がないわけではない。そこでの学びもたくさんある。どんな遊びをするかと考える姿勢を親が持っているかということだ。

遊びに行くときは一生懸命遊びに行くんだ。

ヒューマニズムがテーマ

9784494079810 小学校5年の国語の教科書に、「いなむらの火」が使われています。授業参観したとき、先生が紙芝居を読んでくれていて、生徒がくいついて聞いていたのが印象的でした。

Photoshake_1353858838668_2 実話を元にした話で、国語だけでなく、道徳でも授業に使われているそうですが、最近は津波の防災教育で再認識されています。お休みを利用して、紀伊半島を時計の反対周りにドライブして、和歌山県の「稲むらの灯の館」を見学しました。

江戸時代の終わり頃にあった大津波から住民を守るために、稲むらに火をつけて誘導し、私財をなげうって堤防建設をした濱口梧陵の記念館です。

津波の水槽モデルがあったり、3Dシアターがあったり、子どもにもわかりやすい展示でした。

小泉八雲が「A living god」と英訳して小説に編集したことでも有名だそうです。我が家は娘の英語の長文学習に一冊(100円)で購入しました。

濱口梧陵は、かなりおちゃめでジョークが好きだったことや、「知行合一(真の知識は実践を伴うものである)」の人として一貫した人だったというような、人柄に触れる展示が見られたのは、やはり実際に資料館を訪れて知ったことでした。紙芝居とは多少違う正しい史実を知ってなお、感銘を受けました。

Photoshake_1353859305222 それからのんびり海岸線をドライブ。本当に穏やかな南の海。ハイビスカスが咲いている潮岬灯台にはびっくり。南紀にはテーマパークや観光名所がありますが、テーマを決めると訪れる場所にも個性が出てきます。これはどんな旅行でも同じですけどね。今回もう一つ、社会科学系の勉強になった場所は、潮岬の隣の、大島。

Photoshake_1353859654248 オスマン・トルコの親善大使を乗せた船が帰国の途上暴風にあい、潮岬で座礁し、住民たちが危険を顧みず救出にあたったという史実があります。先の湾岸戦争開戦時、イラクによる攻撃予告を受け逃げ遅れたテヘラン在住の日本人をトルコ軍用機が脱出させてくれたという親身な親日感情は、実はこの100年前の事件から強くトルコ国民に根付いているというもの。(詳しいエピソードはこちらで

なぜ潮岬に「トルコ記念館」?と思っていましたが、実際に訪れてみると観光客も多く、トルコ人のショップもあったりして、なかなかの名所でした。皆さんご存知でした?記念館からは座礁した岩礁が見えます。(写真中指をさしているトコロ!?)

すぐそばに見えていても、台風の中で救出をするのは住民にとっても命がけであったろうと思いを馳せたり、本物のターコイズブルーの品々や、トルコアイスやおいしいトルコビール(これ、まじオススメ)など、遠い異国の文化を目の当たりにできて、のどかな海岸ドライブだけではもったいないたくさんの勉強ができました。

夕方まで風も波もない絶好のお天気でしたが、今朝はもう雨。秋のお天気は変化が早いですね。写真を楽しく振り返ってみています。

これ、14時間かかりましたが、日帰り周遊ツアーでした。しかも、もともとの南紀一週ツアーの選択理由は、紅葉渋滞を避けたいというもの。みんなと一緒のときに、みんなと一緒のトコロでなくても、充実した遊びができるものですね。

親子で一緒に訪れて、同じものを見て感動を語り合う社会見学ツアー。

オススメの場所があれば、また教えてください。情報お待ちしています。

「プロセス・エデュケーション」

3254 ふぁすで、人間関係トレーニングを実施しましたが、ファシリテーターのなっきーやもーちゃんの恩師南山大学津村教授の最新刊が出版されました。

ふぁすでも早速購入。新しい実習がたくさん入っていて、理論も整理されて、専門書でこのお値段は本当に良心的。フェイスブックでは先生が夏中執筆されていたご苦労話などを垣間見て、親しみも倍増の一冊です。

関心のある方、ファシリテーションをもっと勉強したい、という方はぜひ手にとって見てください。

ふぁすのアトリエでも年明けから積極的に活用できそうで、楽しみができました。

アマゾン「プロセスエデュケーション」(出版社は金剛出版です。)

フォーラムでした。

undefined 昨日は10名の参加で話し合いました。建前論として良い夫婦にとどまらないところが、ふぁすらしさ。 今年のアトリエは、12月のLM を残すのみ。年明けからはどんなアトリエになるのかな?楽しみです。

子ども支援ネットワーク会議

20121121_125915_57 今日は市役所で、11月の鈴鹿子ども支援ネットワーク会議に出席しました。

いよいよネットワークのパンフレットが形になってきました。ゲラ刷り原稿を見せていただき、印刷してもらうそうです。6500部を市内で配布します。

20121121_104623_768 今日は前半がネットワーク研修として、今月はSAS鈴鹿自閉症勉強会の皆さんの体験型研修の紹介でした。何年か前にお話に行ったこともあり、仲良くしていただいているSASさんの体験キャラバンという活動は、身近にいる感覚過敏の子どもの世界を体感できる、とてもわかりやすい勉強会になります。また機会を見つけて、ふぁすで招待してお話を聞きたいと思いました。

20121121_104915_352 ラップを巻いたペットボトルの底側から、注ぎ口の先を見る装置。これを顔に当てて、探し物をしてもらう、という体験。「ほらほら、そこそこ、」とか言われても、見えないし、足元も怖い。「こんな風に見えている子どもの腕をつかんで引っ張ってはいけないよ。」と納得。

Facebook_368937398 こちらは、覗いている私の写真を亀田さんが取ってFBアップしたので、いただきました。他には手袋をして折り紙を折る。「早く早く」と言われても、できない!という体験。

20121121_104924_694 理論や知識で理解するよりも、体験で障害をかかえる子どもの感覚を味わってみるという取り組みはとてもわかりやすいですね。SASさんは方々の小学校を訪問して子どもたちや先生に説明をしているそうですが、私からは、ぜひ市内の小中学校の先生方によく知ってもらいたいと提案をしました。教育研究所は教職員研修を担当している課なので、ぜひ反映してもらうと、子どもたちへの声かけが変わると思いました。

後半は、12月5日に迫った研修会、1月27日の子ども支援フェスタの打ち合わせをしました。今回から男女共同参画課も加わってくださったので、会場となるジェフリーの使用について、直接お尋ねすることができたり、課長さんが元広報課の方なので、「年末年始の市報の締め切りが早いよ。」と指摘くださって、これこそ、ネットワークだよね!と嬉しくなりました。

顔と名前と人柄でつながっている、鈴鹿子ども支援ネットワーク。楽しみです。

「Teenage wasteland」

もともとミステリーやサスペンスが好きですが、最近「CSI-NY」というアメリカのテレビドラマシリーズにはまっています。

テーマ曲が好きで、なんと、70年代ロックのThe Whoの曲「Baba O'riley」です。ロンドンオリンピックのエンディングセレモニーでも出演して、この曲を演奏したのは有名らしいですね。その時は知りませんでした。

番組の冒頭では以下の歌詞が流れますが、曲全体を聴くと、「Teenage wasteland」という言葉が何度も出てきます。十代の荒地、と訳すようです。(参考:バルカローレの「歌詞を訳しました」さんサイト

Out here in the fields
I fight for my meals
I get my back into my living.

I don't need to fight
To prove I'm right
I don't need to be forgiven.
yeah,yeah,yeah,yeah,yeah

僕は野に出でて
食い物のために戦う
ありたけの力を出して今生きている
何も自分が正しいことを証明したくて
戦ってるんじゃない
許してもらいたいとも思っちゃいない

この曲は1971年のアルバムに収録されているそうですが、私は中学校で関わる生徒たちを見ていると、あまりに似た感覚ではっとします。幸せな子どもがほとんどと思っていますが、実際には荒れた生活をしている子どもも大勢います。

生き残るために必死に戦う10代の子どもたち。戦う相手は、何なのか、胸を痛めずにいられません。単純に非行・虞犯という言葉で片付けるには重過ぎる背景を背負っている子もいます。

厳しい世情ではありますが、ほんのわずかでも共に歩く仲間がいるのなら、やはり彼らと時間を共にして、少しでも明るい未来を築ける手伝いをしていきたいと願います。

40年も前の曲なんですよね。でも10代の若者の孤独で不安な気持ちは何も変わらないのですね。かっこいいなあと改めて思います。

CSI-NY オープニングテーマ(43秒)ビデオを貼れないので、You tubeリンク先張ってみました。オリンピックで聴きました?

まだ忙しいぞ。

20121119_134856_160 先週まであまりに忙しかったので、今週はおうちにいる日数を多めにして、片付けや仕事を整理しています。明日は小学校のPTA教育を語る会の講演があるため、今日はスライドとレジュメを作り、先週のFISTのレポートを書いて過ごす予定です。

本当は菜園にたまねぎとか植えたかったんだけど、時間足りないかな。

寒暖の差が激しく、雨の日も多いので、そろそろ風邪の季節ですね。

私も喉が痛いから、今日はいただきものの、ハスカップ風味のティーで暖めながら作業しています。さわやかで気に入りました。

明日は午前の小学校で児童の観察と保護者面談と先生との打ち合わせを二時間で収めて、中学校のSMAP支援でお昼を取って、午後からは別の小学校の教育を語る会でお話をして、その後に、相談も!

しっかり充電してスマホみたいに電池切れ起こさないよう、がんばろうっと。

フォーラム「11月22日にいい夫婦を語ろうかい?」

今週は久々に、アトリエが箕田に帰ってきます。

長い巡業のような外部セミナーの連続でやや消耗気味のスタッフ?あまり準備にアタマを使わずに、ということで久々にフォーラムを開催することになりました。

ちょうど11月22日は「いい夫婦の日」せっかくのチャンスですので、それぞれのご家庭の様子を意見交換しましょう。ぼやき大会になるかもしれませんが、それもまた大切かも。

ジェンダー観の変化で、「良い夫婦」の形も時代とともに変化してきています。自分と夫が同じ感覚とも限らないし、年齢や文化によってもそれぞれに違うもの。何が正しいということもないのでしょうが、「自分なりにより良い夫婦関係」について、考えてみることも良いのではないでしょうか。

現在会員にはメール配信中です。お返事ください。もし参加者が多かったら会場を増やさなければいけません。

気楽におしゃべり、でもテーマを持って。ふぁすのフォーラムでご一緒しましょう!

ブレインジム

冷たい雨の土曜日ですが、児童相談センターや言葉の教室の療育関係者で作る言語療育ネットワーク会議主催の研修に、ふぁすから六名が参加して、実践トレーニングの理論と実技を勉強してきました。
関西の指導者、灰谷氏をお招きして、具体的にやって効果を試すような内容だったので、かなり疲れましたが、充実感ありました。

ブレインジムとは大脳生理学を元に、乳児期の原始反射の残存が知的発達の偏りを引き起こす理由として、それを知覚統合するエクセサイズによって改善するというもの。

教室で姿勢の悪い生徒や、落ち着かない生徒をたくさん見ている、SC や相談員の私達には、早速に試してみたい動作法でした。

貴重なスキルを無料で、しかも少人数で受けられて本当にラッキーでした。

詳しいスキルをふぁすのプロ部門で、生かしやすい整理をしようと思いますが、学習障害や発達障害で悩んでおられる人達の力になれたら嬉しいです。

お世話になった児童相談センター伊藤先生、花房先生、ナイスなお知らせしてくれたもーちゃんに心から感謝です。

まなみんなで勉強会しましょう。

明日はアトリエアドバンス「SMAP研修」

20121114_165933_623 ずいぶん風が冷たく吹き付けてきました。秋も急ぎ足です。

今日は久々に家にこもって家事していました。落ち着いておうちごはんの準備。大根菜のおいしい季節になりました。ごま油で甘からく炒めていただこうかな。

明日はアトリエアドバンスです。スタッフも支援室通級生も増えてきたので、しっかり研修します。

たまっていたFISTの報告書もできました。公私共に忙しかったのですが、イベント一段落で、これからじっくり内省に向かいたいところ。

みなさん、風邪を引かないでね!

習い事の先を考える

Photoshake_1352563082521 仕事が終わって夜間はもちろん主婦になりますが、ここ一ヶ月ほどは、仕事以外の時間は娘のマネージャー状態で、先週末にかけてこの4日間名古屋を往復していました。途中には通学定期紛失事件などもあり、振り回されてました。

20121111_161535_228 幼児や学童のセミナーで、時々お子さんのお稽古事について尋ねられるので、個人的な意見ではありますが、経験から少しふれてみようと、幕間のビュッフェで考えていました。

どんなことをさせたらよいか、親はさせたいが子どもは嫌がる、子どもがしたがるがすぐ飽きる、いつやらせて、いつやめたらよいのか、などなど、お稽古事やスポーツ少年団についての質問がよくあります。

そういう時、たいていは、「お子さんが好きなことが見つかるまで、焦らず」と言います。子どもの気まぐれに付き合うべきか、悩むことも多いですが、本当に好きなことしか続かないし、それは誰でも一つか二つ。

中学高校の部活動も、必ずしも好きなことをやるかというと、そうとも限りません。仲良しの子に誘われて入り、新たな可能性を発見することもありますが、やはり好きでないと続きません。

親が好きでも、子どもとは別な人間なので、親の願いを押し付けても難しいものです。アスリートやアーティストを目指すのならば、当然の努力の上に才能が必要です。お稽古事は、その才能の片鱗を見つけられるかどうか、それは好きかどうかで決まるわけです。

厳しい話ですが、最終的に外見も才能の一つです。

我が家の場合、娘はダンスだけが長続きし、17年の人生の3分の2以上、ダンスに携わってきて、やっと本当の面白さに目覚めたところ。

それまでにかけたお金と時間は別なところで人生の幅を広げるくらいに考えていましたが、そろそろ進路とも考え合わせなければならない年頃です。

音楽・絵画・舞踊などの芸術表現は体得するのに最低10年かかるので、中高生になって続けなければ、その道を生かすことは難しいと知るべきでしょう。

娘の取り得はこれだけ(それもさほどたいしたことはなく、『好き』ということが、という意味です。)

20121111_135749_292 そうしてやっとこの週末に、いわゆる発表会、ではなく、公演への出演を果たしました。一つの区切りとなるイベントでした。

しかし、レベルが上がるほどに、莫大な費用と労力が求められます。今回は愛知芸術劇場のホールで、国内でも有数の舞台装置・衣装と出演者に紛れて、舞台と楽屋を体験させてもらえたことが、大きな収穫でした。オーケストラの音にあわせて踊り、キエフやモスクワから来たダンサーの完璧な踊りを目の当たりにできて、幸せなことです。

脱線しますが、自分のような素人でも、本物の音楽やダンスに触れるとじーんと感動するものなんですね。

二日間の公演を見て、楽屋へ迎えに行き、荷物やお花を摘んで夜遅く帰宅しました。今朝は起きられずに泣きべそかいてる高校生の娘を起こして言いました。

「これで終わりなら、お疲れ様。これを続けるのなら、起きて学校へ行きなさい。」

ここから先は本人が歩き方を決めていくでしょう。

人として出会える教室

昨日は久々にSMAP支援に支援員として入りました。

今年はSCの勤務日と支援日を重ねて週1回で運営しているため、相談と会議でほとんど支援室に居られないので、少しゆっくり生徒と過ごしたいと思いました。

ベテランのひろちゃんとなっちがいるので、安心ですが、やっぱり子どもたちと過ごすのは楽しいです。一人ひとりの個性がとても素晴らしいので、私はたびたび感動してしまうのです。

例えば昨日はなっちが知恵の輪を持ってきてくれて、朝からみんなが変わりばんこに挑戦。相談室の奥から「おおお!」と雄たけびが聞こえてきたので、どの生徒が荒れているのかと心配したら、生徒指導主事の先生、自分ができない知恵の輪を生徒がはずしたらしく、興奮したのでした。

ドアを出てきて、「くそー、納得行かん!」と落ち込んでいる様子。つられて私もやってみましたが、難しくてコツを覚えた子が簡単にくっつけたりはずしたりしているのを見ると、「むっかつくー」と暴言を発していました。

そうして得意げな生徒を見ると、学業だけでは測れない子どもの知能を垣間見たり、集団になじめないと思われている子が、あまりに細やかに人の表情を読んでいるのに気づいて、それでは教室では疲れて身が持たないのだろうと理解したり、自分が成長することばかりです。

現在大入り満員状態であるのが嬉しい悩み。みんなに会いたい、みんなが来たいと思う学校でありたいと願うのです。一度通室が決まると続いてくる子がほとんどなので、生徒が増える一方。かなりにぎやかで、騒がしいのが苦手な子には修行の場面になってしまうことも。

でも、それもまた良いのです。コントロールはされていますが、これが社会。いつも適応的環境では子どもは伸びません。ほどよくストレスがあって良いのです。本人の頑張りを知りながらも不適応的場面に出くわすミニ社会に近い支援教室の過ごし方というのは、本当に独特。ギブアップ寸前で止める、そこまで負荷をかけるには、個の精査なアセスメントがなければできないことです。だからこそ、こうして心理士も直接関わる姿勢を常に持たなければと思います。

「いつも逃げてはおられないから。」とポジティブな言葉が出ると感動して、立ち上がり思わず握手。

またそれでも来られない生徒に思いを馳せることも忘れてはいけません。その子に今何があって登校しないのか、知っていることが大事。それによって登校刺激をするかしないかもしっかり決めています。

「なっきー、野菜が少ないよ。」「靴下、へん。」「口紅、派手」

子どもたちの率直なフィードバックがとても楽しく、いつも笑ってしまいます。思春期の子どもたちはなんと繊細な観察眼を持っており、またそれを率直に表現してくれるのでしょう。教師も親も、それを素直に受け止める器があるのでしょうか?

SMAP支援員たちは、子どもと人として関ることで自らの姿を鏡に映してもらい、子どもたちとの関りに浸ることで互いの肌のぬくもりを通して情緒的な関わりを実感していくのです。

「寒くないの?」と短いスカートからのびる細い足に触れたり、腕を絡めて一緒に歩いたり、女性支援員の特権でもありますね。SCのIDカードを裏返して、ただの「なっきー」としてあの部屋で毎日過ごしたら、もっともっと楽しいのだけれど、実際に毎日見ている先生たちの責任とご苦労も省み、できるだけプラスの影響を残したいと考えています。

SMAP支援が生徒たちの生活自立支援であると同時に、スタッフ側の実践実習の場であると捉えているのは、人間関係トレーニングなどで理論を学んだ、「自己一致」がどの程度自分の身についているかを確かめる場だからです。

本音を返してもらいにくい大人社会では、LMのような実験室を作らなければ正確なフィードバックは得られないので、この容赦ない中学生のフィードバックを冷静に受け止める、これこそ究極の人間関係トレーニング!

セミナー事業終了!

Photoshake_13523640482522お天気もよく、人間関係トレーニング3回が終了しました。緊張した面持ちの参加者とスタッフ。3回連続の講座によってどんな深まりがあるのか、いよいよ今日が最終回です。

Photoshake_1352364245720jpg2 一つ目の実習は、POPO。人の話を聞くことやお話することに慣れている人も、黙って観察することは意外と難しく、それを伝えようと思うと、どうしても「私は・・」と自分の感想になっていくことが多いようです。話を戻そうとする人と、雰囲気に流れていく人と、いろいろな姿が見られましたが、誰かを非難したり否定的なメッセージを出すことなく、穏やかに実習が進みました。参加者の意識の高さも伺えます。

Photoshake_1352364469065jpg2 集団の人間関係の中で、フィードバックを受けてそれを自分に取り入れることの必要性をレクチャーして、二つ目にして最終の実習、バックフィードバックを実施。背中に描いてもらったフィードバックを読むときの感動をしばらく味わっていただけたかな。細かいところまで、他人は見ているものですね?

あまりセンチメンタルな気分にならないよう、さらりと閉会のあいさつをしたつもりです。穏やかな中に、それぞれに秘めた思いを胸に持ち帰ってもらえたら今後の人間関係に何かの役に立っていくのかもしれないと思います。

また会える人もいるのかな?ふぁすに関心を持ってもらえたら嬉しいですね。

Photoshake_1352364930575jpg2 当日スタッフの皆さんに手際よく片づけしていただき、解散して、今回の企画スタッフの3人で打ち上げランチに行きました。

ノンアルで乾杯!

細かい準備がかなりありました。もーちゃん、なっち、本当にお疲れ様でした。みんなで作り上げる企画そのものが、3人にとっては学びでした。

忙しかったけれど、取り組んだ意味がありましたね。

これでふぁすの大型セミナーは終わり、後半の半年はじっくりとアトリエに向かっていきます。秋に続いた、子育て支援セミナーと人間関係トレーニング、様々な講演でふぁすに関心をもっていただいた方は、アトリエにお越しください。

お待ちしています。

「若者の自殺予防」講演聴きました。

先週末、金曜日は17時30分から、三重県立こころの医療センター・ユース・メンタルサポートセンターの主催で、サポートセンターの取り組み紹介のプレゼンテーションと、(独)国立精神・神経研究センター、精神保健研究所自殺予防総合センター長の竹島正先生の講演がありました。ふぁすから4名で受講をしたので、少し報告を。

若者の精神保健に予防的に取り組んでいる三重県立こころの医療センターのユース・メンタルサポート・MIE(YMSC・MIE)では、精神科受診に至るまでの永い道のりに着目して、本当に治療が必要かの見立ても含めてチームで関ってくれる機関であり、学校や家庭への訪問活動も行っているという点が画期的で意欲的なセンターです。

そこが今回は若者の自殺予防のための勉強会を開催してくれたわけで、国の精神保健行政に関っておられる第一人者の先生をお招きいただいて、実態と予防対策の実例を学びました。

企画者であるセンターの願いは、最先端現場となる学校に、どう予防に入っていくかという課題の解決であろうと思われます。

ふぁすの活動も同じですが、「予防されている」=「何もない」ということで、存在を感謝も意識もされないのが矛盾。

SMAPの関係者に講演を聞いてもらったことで、自分たちの存在がいかに、実際的に若者の自殺予防の対策となっているかということを実感してもらったな、というのが私の素直な感想なのです。

誤解を招かないよう、慎重に話を伝えなければいけませんが、ストレスが掛かったとき、壊れてしまいやすいのは、環境にリスクのある子どもたち。でももしその時に、誰かが、たとえたいして役に立たなくても、一緒にいてくれて、笑いかけてくれて、重い気持ちを薄めてくれたら、それがその人の生涯にわたって「希望」となって、生きていく力になる、ということを聞いたと思います。

精神状況・経済的理由・社会性の課題などリスクはいろいろあるのですが、最終的にことに及ぶ理由は「希望のなさ」・・・。

いていいんだよ。あなたが居てくれることに感謝してる。だって私はあなたと出会ってこんなにハッピーになったよ。あなたのお陰だよ。

せめてそんなメッセージを発し続けることができたら、一人の人の未来を変える光になるかもしれない。

ルーシーが手配してくれるお誕生日メッセージにも、一人ひとりのスタッフの願いがこもっているのです。

SMAPは大きな看板を背負ってやっているわけではないけど、明確な目的もまた一つ認識できたかと考えて、この講演を今後の研修に役立てていくことにしました。またそれが自分の学びとなり、家族への関りに返っていくのがSMAP支援の相互の学びたるゆえんです。

講演というと今は無数にありますので、何を選ぶかということも大事です。共に研鑽を深めましょう。

15年目の出会い直し

土曜夜に、15年ぶりの友人と会って食事をした。会って何を話すのか、最後にどんな話をしたのか、ドキドキしたが、第一声名前を呼び掛けて彼女とわかったら、思わずハグして泣いていた。

短大、あの人間関係科で出会って30年、最後にママ友として子どもを遊ばせてから15年経っていることになる。
夏にFace book デビューしてから近況がわかるようになり、今回彼女が研修に来県する機会に会うことになった。文明の恩恵だ。

途切れた互いや友人の消息をまず聞いた。彼女は私が三人目の子どもを生んだことを知らず、私は彼女が、キャリアカウンセラーとして経験を積んできたことを知らなかった。
互いに子育てやキャリアに没頭してきたのだろう。

しかし、話始めると互いにフィールドは就職支援と学校臨床と異なるものの、話を聞くプロ同士。まことに要領が良く語られ、まとめられ、過不足なく伝えられて、共感と主張とユーモアが淀みなく続いていた。
改めて彼女の国語能力の高さと、互いの人格的成熟を感じて愉快な時間だった。

昨年会ったもう一人の友人もキャリアカウンセラーをしている。多くの同窓生はなんらかの人に関わる仕事をしている。仕事と自己実現を考えながら生きている。

彼女は学園祭の実行委員長をしていた。私は後夜祭担当の実行委員をして、体育館で生バンドによるダンスパーティーを企画して、ケータリングや飾り付けだけでなく、バンド出演した。流行りの曲、「フラッシュダンス」「フットルース 」等を演奏して盛り上がった、懐かしい記憶がある。

そして、彼女に「自分が音楽を通して やりたかったことを今やっている 」と話している自分がいる。

キャリアカウンセラーは就業に関わる相談で、メンタルに触れることはできないそうだ。こちらの学校は何でもありだ。
若者が答えを出せなくてもそれに沿うことができる優れたカウンセラーらしい。
一方私は、心理的救命措置に近い介入を得意とするブリーフカウンセリングが多い。互いに違いを論じたり、自己分析をユーモラスに開示したり実に楽しい時間だった。

私という人間に意識だけでなく、能力の面でも対等に向かい合ってくれる存在はあまりないため、先生扱いされて傲慢になっていく自分を振り返る機会になった。

また、自分の専門性を大事にすることも教えられた。
15年を経て、出会い直しができる関係、大事にしたい。

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