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相談室の外で咆哮??

20130118_095425_232 もうまもなく本年度の計画時間を使い切って、小学校のSCの業務が終わろうとしています。つなぎの支援会議という幼小、小中の支援会議がもたれるようになって、心配のあるお子さんの両方の学校や関係機関、保護者が入って安心して進学できるよう、行政がサービスをしています。

私も自分のために、勤務時間がなくなっても出席させてもらおうと思っています。

金曜日は小学校。最後の予約で、保護者の相談を伺っていると、廊下から「うわおー!!」とすごい声。一瞬固まってしまった私。

保護者のほうが「ああ、豆まきね」とさらり。

小学校って豆まきしたっけ?本当に?不審者の侵入した奇声では??と一層不安になる私を励ますように、保護者が「あれは、鬼の声(先生)です。」と慣れた感じ。

そうなんだ、最近は小学校でも豆まきするんだ。

なんだか、あの気合の入った怒声を聞いて、じーんとしてしまったんです。

家庭環境の恵まれない子や、外国籍の子どもたちも多いので、日本の伝統文化を味わい楽しんでもらうとサービス精神いっぱいの先生が、なりきっていたんですね。

たとえば「鬼に金棒」などという諺や格言などは古くから日本の生活文化に根ざしたものなので、それを知らない子どもには覚えることができません。

多くの学習言語のつまづきは、こうした文化の違いが背景になっていることを指摘する私としては、多文化共生やマイノリティ支援の立場から、とても大切な文化提供の機会と思うからです。

「人は言語で思考する」と言うのは、サピア・ウオーフ仮説。無意識にも人は自分の使っている言語で思考するのだから、言語が乏しいと思考も乏しくなるという考えです。

「うざい。」「死ね」と発する子どもは、そんな言葉かけしかしてもらっておらず、不快感はすべて「うざい」、嫌なことはすべて「死ね」と表現するしかない、というようなことは、現実に伺えることです。

子どもを取り巻く環境が、物だけではなく、言葉、文化生活そのものを大切にすべきだということがわかります。

鬼がおっかなくて、物凄い声を発するものだということを、この小学校の生徒は知って、しかも小学生だから先生だって言うことくらいはわかっているだろうから、おっかない先生が金棒なんか持っていたら・・・と想像することができるようになるのは、素晴らしいことですよね。

先生に不満がいろいろある人も、こんな場面を見て欲しいなあとつくづく思います。

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