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社会に適応

新学期の生活が日常になっていく家族エピソードを、とお願いしているが、なかなか出てこないので、率先して書いてみようと思う。

大学生、高校生、中学生それぞれに3学年になった子どもたち。それぞれが自分の進路を意識しながらの新学期スタートだ。末っ子はそのためにがんばったんだからという6年生私立中学なので、いたってのんびりしている。勉強もクラブ活動も特に何にもしない。それを見ても小言は言うが、親のほうが焦らないのが親の年数なのだろうと思いながらも、小言や厭味をいっているこの頃。

受験生になった娘はダンスと演劇の部活発表に完全燃焼して、自分をリニューアルと励まして、部屋の掃除をし学習中心の生活になってきた。スマホをいじる時間が長いと注意する程度。

大学の3年になると、就職か進学か、このご時勢悩ましい。就職もなかなか狭き門が続いていて、進学すると更に就職は困難になる。進学したら大学に残る強い気持ちが必要なので、かなり悩んでいる様子。

自炊生活を送る長男とはチャットで情報を得ている。もともと生真面目なというか融通の利かないタイプなので、生活の乱れは心配しないが、毎日焼きシャケを食べているような偏った性格なので、やはり小言を入れなければいけない。

言語発達のセオリーから言って、英語を身につけるタイミングは、日本語がしっかりと定着してからという理論を聞いて真に受けた母親である私は、長男には英語学習を中学になるまで施さなかった。度々海外へ連れ出して、英語やフランス語が常識という感覚だけを身につけて、まず正しい日本語を心がけた。正しい日本語が話せなくては流暢にしゃべれても、しゃべる内容が乏しくなるからだった。

ところが、この長男、読み書きの苦手があったために、中学で初めてならうアルファベットを習得するのに大変手間がかかった。bat,but,bad,の見分けがつかないので、たった3文字の単語を100回書いても覚えられなかった。見ている自分もイライラするが、本人はやけを起こして大変な時期もあった。

6年間、毎週ある単語テストで合格は数回というレベルで、とても英語メインの受験は考えられないほどだった。

運よく社会科と現代国語(言語学習の効果があって大学受験の時期には現代国語だけは成績があがってきていた。)で受かる大学があったので、現在は文学部アメリカ文明学科で学んでいる。ゼミでは「平和と外交」を研究するという。と聞くと格好良いが単なる武器オタクが講じた物で、研究者とは偉大なるオタクと紙一重。つまり社会に認知されるかどうかという問題だとわかった。

本人が好きなことならもちろん進んで勉強できるので、今は好きに任せている。苦しかった数学(代数なんかは見間違いが多いからまったく解けない)とおさらばできて、せいせいしているようだ。親としてもう少し数学的な論理が必要だと感じるが、単に数字に弱いだけで、論理が弱いわけではないので、論理学を取ればと助言している。

さて、読み書き障害と、こだわりの他にも顕著な自閉傾向として他人と視線を合わせるのが苦手というのが残っている。

おかしなサングラスをかけ、イヤホンをして学校をうろつくと、新入生はドン引きでなはいかと、はらはらするが、それは言っても無駄のようだ。 成人になり、彼は自ら苦手に挑戦するため、英語の授業を大学で取り、先楽器はA をもらったと嬉しい報告が。今学期は英語を4コマ入れて毎日英語に触れて使いこなしたいと意欲を持つ。と同時に苦手な集団活動の科目も取っている。今時の大学では、キャリア支援と位置付けて社会性技能の訓練もさせてくれるようだから、学習障害・発達障害の傾向のお子さんを持つ保護者は、横並びの学童、中学時代に潰さず、基礎学力を支援して、高校以降得意な分野で専門性を持たせ、自らを冷静に見られる年になったら、偏りを埋め社会に適応できる人格をもたせるように、目標を高く持ちましょう。 でも毎日の生活は、足下を固めること。まず偏りがちな生活習慣を維持する努力から始まります。

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