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人は言葉で思考する

なっきーです。

今日も中学校のカウンセラー便りを転載します。

今回は、難しい言葉で言うと「言語心理学」の分野のお話です。

前にふぁすでも取り上げている「サピアー・ウオーフ仮説」を紹介したものです。人は思考して言葉を話すよりも話す言葉で思考するという説明です。ぜひ親子で読んでください。豊かな言葉を持ちましょう!

こんにちは!

元気に過ごしていますか?元気があれば何でもできる!って本当ですね。

さて、今日は「人は言葉で考える」というお話をします。「当たり前じゃん」と思います?

本当でしょうか。

アメリカの言語学者ベンジャミン・ウオーフはもともと保険会社の調査員でした。火災が起きた時に原因を調べて保険の対象となるかを調査するのが仕事でした。

その中で、たびたび出会う爆発事故に興味を持ちました。

Uofu

「空のガソリン缶」が火だねとなる火災が多かったのだそうです。ガソリンが入っている缶は誰もが慎重に扱いますが、空の缶だとそこらに放置してしまうということですが、ガソリンは揮発性なので空のガソリン缶には実は気化したガソリンが充満しているわけです。

それが度々引火して大爆発を起こすという事実を考えて、ウオーフは「空の」という言葉によって人が騙されると気付いたのでした。

その発見がきっかけとなって、「サピアー・ウオーフ仮説」という仮説が発表されました。

つまり、人は自分が使っている言葉によって思考をコントロールされるものだということ。空だと言葉にすることで危険を見失うように、重要なことも自分の言葉次第で見えなくなってしまったり、逆に乱暴な言葉を使っているうちに乱暴な行動をとってしまう可能性があるというわけです。

例えば「うざい」という言葉はあまりよい言葉ではありません。なんでも「うざい」で済ませてしまいますが、もし私が相談室で聞いたら「それ、どういうこと?」と尋ねると思います。

なんとなく・・・うっとおしい?面倒なことに対して?・・・誰に?何に?私は本当にそう感じているのだろうか。なんとなく勢いで発していないだろうか。朝から体調悪くて元気が出ないのに、お母さんからあれこれ小言言われて、ついイライラしてしまって・・・

自分の言葉に自分が支配されないように、自分の言葉を見直すきっかけにしてもらえたら嬉しいです。

「あれ?おかしくない?」と思った時には気軽に相談室に来て下さいね。ちょっと一緒に整理してみましょうよ。

昔から、日本には「言霊」という「言葉にも神様が宿る」という考え方があります。

それから神経心理学的にも、言えることがあります。

例えば、「あんたなんか嫌い」と友達に言う時、頭で考え、言葉で言い、それを自分の耳で聞いてしまいますので、同じフレーズを三回も考えるのと同じです。逆によい言葉でしたら三回聴くのと同じです。

へこんだとき、不安なとき、まず、「大丈夫!」と自分に声をかけてみてください。なんだか不思議に、大丈夫になってきますよ。それを昔の人は「言霊」の力と思ったのでしょうかね?

さあ、今日も元気に言ってみましょう。                          

 

大丈夫!

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コメント

小学校低学年の子で、言葉がうまく発音できないために、言い返したりするのに時間のかかる子がいて、何でも言い易い「だまれ!」で表し、誤解を招いてトラブルになる子がいます。
言葉そのものの意味を取り違えて使っていたり、家庭でよく飛び交うとがった言葉が癖になっていたり…。
言われた言葉に直接反応する前に、「なんでそんな言葉を使うの?」と
いう方に考えがいくように促せてあげられるといいですね。

コメントありがとう。
お返事が遅くなりすみません。

子どもと接する者はことさらに言葉は丁寧に使わないと、恐ろしいことになる、と、サピアー・ウォーフ仮説を学んで実感しました。ボキャブラリーの貧困は思想の貧困なのです。
おしゃべりで、陽気なおばちゃんで行きましょう!

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